デルタ電子と古河電池、蓄電システム事業で提携…3年で500MWh導入目指す

両社共通プラットフォームによるESS(連結)
両社共通プラットフォームによるESS(連結)全 2 枚

デルタ電子と古河電池は2月4日、日本国内における蓄電システム(ESS)事業でパートナーシップ契約を締結し、デルタ電子田町本社で調印式を執り行った。

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両社は双方の強みを活かした蓄電ソリューションを提供し、持続可能な脱炭素社会の実現と需要家のROI向上の両立、また分散型エネルギーリソースの普及に貢献する。

近年、日本国内では企業における脱炭素要請の高まり、再生可能エネルギーの導入拡大に伴う系統安定化、電力需給の逼迫に伴う電力レジリエンスの強化が急務となっている。電力市場取引への対応や需要家の再エネ自家消費最大化など、多様化するニーズに対応するため、ESSに関するハード・ソフトを併せた期待がかつてないほど高まっている。

デルタ電子はグローバルで実績のある高効率な蓄電ソリューションと高度なエネルギーマネジメントシステム(EMS)を展開している。一方、古河電池は高品質な蓄電池生産技術と品質管理体制、そして国内全域をカバーする強固なサービスネットワークを有している。

本提携の柱として、両社の技術を融合した共通プラットフォームを基盤とする、系統・需要家向けオールインワン蓄電システム「FBESS(エフベス)」を展開する。

FBESSは、デルタ電子が2025年7月に発表したオールインワン蓄電システム「Cシリーズ」をベースにしており、国内補助金適用要件に準じた日本仕様での国産ESSとなる。省スペースでありながら高出力を実現し、かつ需要家ニーズに応じたシステム柔軟性を兼ね備えている。

FBESSおよびCシリーズは、デルタ電子のEMS「DeltaGrid」と組み合わせることで、ESSソリューションのマルチパーパス利用を促進する。また、高度な電力市場取引に対応するEMSとリソースアグリゲーションを組み合わせることで、複雑な市場環境下でもESSのポテンシャルを最大限に引き出す最適制御が可能となる。これは収益最大化による経済的価値の向上を達成するとともに、脱炭素化への貢献を同時に実現する。

アフターサービス体制は、デルタ電子のEMS「DeltaGrid」による遠隔監視・技術判断の下、古河電池が保守メンテナンス、現地出動・復旧対応を提供する。

両社は本パートナーシップを通じて、産業用・系統用ESS市場において確固たる地位を築くことを目指す。FBESSならびにCシリーズ合計で今後3年間で累計500MWhの蓄電システム導入を目標とする。ターゲット市場は系統用蓄電所、ユーティリティ会社、デベロッパー、商業施設、製造工場、物流倉庫、メガソーラー、およびBCP対策を重視する需要家等となる。

《森脇稔》

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