東レリサーチセンター、リサイクルプラスチックの分子構造解析サービスを開始

(左)熱処理前後のポリエステルの平均分子量。(右)鎖延長剤を添加して加熱処理したポリエステルの分岐度と分子量の関係。ピンク丸内は高分子鎖の模式図
(左)熱処理前後のポリエステルの平均分子量。(右)鎖延長剤を添加して加熱処理したポリエステルの分岐度と分子量の関係。ピンク丸内は高分子鎖の模式図全 1 枚

東レリサーチセンターは、マルチ検出器ゲル浸透クロマトグラフ装置(MD-GPC)を新たに導入し、リサイクルプラスチックの品質評価を支援する高分子構造解析サービスを開始したと発表した。

本サービスでは、プラスチック材料を構成する分子の「長さ(分子量)」や「枝分かれ構造(分岐構造)」を詳細に解析することにより、リサイクル材料に特有の強度や耐久性、加工性のばらつきや劣化状態を分子レベルで把握することが可能となる。特に、繊維、フィルム、成形材料として広く使用されるポリエステルやポリアミドなどの評価に有効だ。

これにより、リサイクル材料を使用した場合でも、安定した加工性と製品品質を両立する材料設計・製品開発につなげることができる。同社は、分子量および分岐度評価に関する長年の知見を活かし、リサイクル条件や成形条件の最適化を通じて、安定した物性を有する製品開発を支援する。


《森脇稔》

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