スカイラインに施す音の厚みと奥行きが別次元! 極上カーオーディオ技法[Pro Shop インストール・レビュー]by モービルサウンドテクノロジー 後編

スカイラインに施す音の厚みと奥行きが別次元! 極上カーオーディオ技法[Pro Shop インストール・レビュー]by モービルサウンドテクノロジー 後編
スカイラインに施す音の厚みと奥行きが別次元! 極上カーオーディオ技法[Pro Shop インストール・レビュー]by モービルサウンドテクノロジー 後編全 11 枚

フロントスピーカーをモレルで統一した小栗さんの日産『スカイライン』。独創的なAピラー加工と高精度インストールで理想の高音質カーオーディオを形にした。

【画像全11枚】

◆Aピラーの複雑なスピーカーインストールで音の奥行きと広がり、厚みを追求

スカイラインのカスタムを施す中でオーディオのインストールに目覚めた小栗さん。現在は急ピッチで高音質化を続けている。スカイラインのカスタムを施す中でオーディオのインストールに目覚めた小栗さん。現在は急ピッチで高音質化を続けている。
Aピラーとドアミラー裏に取り付けられた3つのスピーカー群。いずれもモレルのユニットで、音の奥行や幅を演出している。Aピラーとドアミラー裏に取り付けられた3つのスピーカー群。いずれもモレルのユニットで、音の奥行や幅を演出している。ツイーターにイレイトカーボンALTO、ミッドレンジにMM3、さらにドアミラー裏にはミッドハイのCCWR254をチョイスした。ツイーターにイレイトカーボンALTO、ミッドレンジにMM3、さらにドアミラー裏にはミッドハイのCCWR254をチョイスした。

内装カスタムに力を入れていた小栗さんは、ホームオーディオ好きだったこともあり、愛車のスカイラインに自宅で聴くのと同等の高音質オーディオを組み込むことにした。こうして好みのサウンドと、オーディオコンペでも勝てる仕様を目指す中で、レベルの高いユニットとインストールが完成した。

特に思い入れが強いのがフロントステージだ。Aピラーまわりを見ると、複数のスピーカーが組み込まれたかなり複雑な形状になっている。それぞれを見ていくと、AピラーにはツイーターであるモレルのイレイトカーボンALTOを装着。対してAピラーの内側に向けて取り付けられているのは、同じくモレルのイレイトカーボンMM3(3.5インチ・ミッドレンジ)だ。さらにドアミラー裏に取り付けられているのは、モレルのCCWR254(2.5インチ・ミッドハイ)という構成になっている。

インストールの特徴はいくつかあるが、そのひとつがツイーターをリスナーに対してやや外側へ向けることで、“耳に刺さらない高域サウンド”を作った点だ。さらにミッドハイをドアミラー裏に取り付けることで、ステージの広がりを狙っている。またミッドレンジを内向きに装着することで、サウンドの奥行きを表現しているのも独特の構造だ。確かなステージングと音の奥行き、広がり、さらには厚みを表現することがオーナーの望みだった。

複雑な作り込みとなったAピラーまわりの造形は、3Dプリンターを活用して高い精度で作られているのもこのクルマの注目点だ。ここまで複雑な形状でありながら、スピーカーの角度を狙い通りにぴったり合わせられるのも、デジタル設計によるところが大きい。

◆オレンジ仕上げのアウターバッフルが映える、ドアにはモレルのミッドバスを装着

ドアは前面をカスタム処理されてインテリアとのマッチングも絶好の状態に仕上がる。アウターバッフルも美しい仕上がり。ドアは前面をカスタム処理されてインテリアとのマッチングも絶好の状態に仕上がる。アウターバッフルも美しい仕上がり。ドアの前方下部にはドア形状にフィットさせる構造でアウターバッフルが作られる。オレンジのバッフル処理も映える。ドアの前方下部にはドア形状にフィットさせる構造でアウターバッフルが作られる。オレンジのバッフル処理も映える。ミッドバスにはモレル・スプリーモMW6をチョイス。カーボン振動板を備えた質の高いサウンドで中低域をカバーする。ミッドバスにはモレル・スプリーモMW6をチョイス。カーボン振動板を備えた質の高いサウンドで中低域をカバーする。

フロントステージの中核を担うミッドバスには、モレルのスプリーモMW6をチョイスした。Aピラーまわりに用いたスピーカー群をモレルで統一しているのに合わせ、ミッドバスにも同ブランドを選択。クオリティの高いスプリーモを組み合わせることで、中低域の質感を高めている。

インストールも見どころ満点だ。ドアの純正位置周辺を大胆に加工し、アウターバッフルを作り込んでいる。バッフル面は広い平面を確保する独特の形状で、サウンド面でのメリットを考慮した構造となった。さらにデザイン面では、インテリア各部に使われているキーカラーのオレンジでフィニッシュ。アウターバッフル形状と、スプリーモMW6の艶やかなカーボン振動板とのコントラストも美しい。

ドアにはオレンジステッチを使ったレザー処理が加えられるなど、内装カスタムを重視する小栗さんらしいクオリティの高いドアカスタムが施されているのも見どころだ。

◆操作性と質感を両立したコクピット加工、インテリアと一体化する美しい仕上がり

アウネのコントローラーを設置したセンターコンソール。周辺加工も含めてフィット感抜群の仕上がりとした。アウネのコントローラーを設置したセンターコンソール。周辺加工も含めてフィット感抜群の仕上がりとした。オーバーヘッドにビルトイン取り付けしたのはリゾルトのコントローラー。周辺を生地仕上げして内装との一体感を高める。オーバーヘッドにビルトイン取り付けしたのはリゾルトのコントローラー。周辺を生地仕上げして内装との一体感を高める。リアドアにもスピーカー(ヴィルタスナノMW6)をインストールして中低域の厚みを引き出すのがオーナーの狙いとなった。リアドアにもスピーカー(ヴィルタスナノMW6)をインストールして中低域の厚みを引き出すのがオーナーの狙いとなった。コンサート会場やホームオーディオのサウンドを車内で楽しむことをテーマとした小栗さん、システムはまだまだ進化の途上だ。コンサート会場やホームオーディオのサウンドを車内で楽しむことをテーマとした小栗さん、システムはまだまだ進化の途上だ。

サウンド面の総仕上げとしてインストールしたのがリアドアだ。純正スピーカー位置にモレル・ヴィルタスナノMW6を装着し、サウンドを調整した。中域の厚みを出したいと考えていたオーナーが導入したこのリアスピーカーは、DSP調整を繰り返す中で中域の厚みがぐっと増したという。自然なサウンドもお気に入りで、オーナーが求めていた感動する音、ワクワクする音を再現する上で重要なファクターになっている。

コクピットのインストールでは、操作部と表示部にもデザイン性と使い勝手を高める取り付けが施されている。センターコンソールにはアウネ(車載デジタルプレーヤー)のコントローラーをビルトイン。純正パネルを加工し、グリルをワンオフして埋め込んでいるため、純正インテリアとの一体感も高い。木目パネルに対してグレーの人工スエードを使ったグリル処理もよくなじんでいる。またオーバーヘッドにはリゾルト(DSP)の操作部を設置。こちらも周辺パネルをワンオフし、スマートに取り付けられている。インテリアに融合するデザインと生地選びも秀逸だ。

コンサートホールで響くコントラバスの音や、自宅のホームオーディオのサウンドをカーオーディオでも再現したい。そんな思いを持つ小栗さんは、ユニット選びからインストール、DSP調整までレベルを高めながら理想のサウンドに近づけ続けている。今後もますます高音質化を加速させる予定で、スカイラインのサウンド進化から目が離せない。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後、出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務した。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請け負う。現在もカーオーディオをはじめとしたライティングを中心に活動中。

《土田康弘》

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