VWの米国主力SUV、『アトラス』新型を世界初公開…ニューヨークモーターショー2026

・フォルクスワーゲンが新型アトラスをニューヨーク国際オートショーで世界初公開。新エンジンは282馬力を発揮し、先代より13馬力向上した。

・内外装を全面刷新。15インチの大型インフォテインメント画面や生成AI音声アシスタント、7つのエアバッグなど最新装備を搭載する。

・アトラスはフォルクスワーゲンの米国販売の30%を占める主力モデルで、テネシー州チャタヌーガの工場で約4000人が製造に携わっている。

フォルクスワーゲン・アトラス 新型
フォルクスワーゲン・アトラス 新型全 12 枚

フォルクスワーゲン・オブ・アメリカは、ニューヨークモーターショー2026において、SUV『アトラス』新型を世界初公開した。

【画像】フォルクスワーゲン・アトラス 新型

フォルクスワーゲン・アトラス 新型フォルクスワーゲン・アトラス 新型

■外観デザインを全面刷新

新型アトラスは、ボディパネルを一新し、前後のライトデザインを大幅に変更することで、より上質な印象を与える外観となった。

フロントには二段重ねのLEDヘッドライトを採用し、力強いボンネットとともに存在感のある顔つきを実現した。ダブルのライトラインと光るVWバッジはベースグレードを除く全グレードに標準装備され、昼夜を問わず一目でアトラスと分かるデザインとなっている。

サイドビューでは、シャープなキャラクターラインが上部ボディに走り、力強いフェンダーと彫刻的なサイドシルが組み合わさる。照明付きドアハンドルや独自の投影パターンを持つパドルランプも選択できる。

リアはスポイラーをより強調し、テールゲートをリアバンパーと面一にすることでモダンな形状を実現した。テールライトはフロントと呼応するデザインで、3種類のアニメーションを持つダイナミックターンシグナルを標準装備する。

ホイールはベースグレードが18インチ、それ以外のグレードは20インチまたは21インチのアルミ製を採用する。新色として「ブラックベリー」「サクラメントグリーン」「サンドストーン」の3色が追加された。

フォルクスワーゲン・アトラス 新型フォルクスワーゲン・アトラス 新型

■室内を完全刷新、上質な素材を採用

室内は完全に作り直され、モダンなデザインと上質な素材が採用された。コックピットを一体感のあるループ形状でまとめ、ディスプレイやベント、照明が一体的に流れるデザインとなっている。

シフトレバーはステアリングコラムに移動し、センターコンソールのスペースを広く確保した。ソフトタッチ素材を随所に使用し、全グレードに本木目デコレーションを採用。レザーは2種類から選択でき、上位2グレードには「ヴァレンナレザー」と「ナッパレザー」が用意される。

インテリアカラーは「ペブルグレー」「ブラック&ダークグレー」「ディープワイン」の3種類から選べる。

アンビエントライトは標準で10色、上位2グレードでは30色に対応する。「アトモスフィアーズ」機能により、照明と音響設定を連動させることができる。

■ファミリー向け装備を充実

標準装備として、パワーリフトゲート、リアサンシェード、自動防眩ドライバーサイドミラー、デュアルハッチライト、前後パークディスタンスコントロールが新たに追加された。

オーディオはベースグレードで9スピーカー、最上位グレードではハーマンカードン製14スピーカーシステムが選択できる。

Bピラーへの新設エアベントや、2列目シートベンチレーションも利用可能。ドライバーシートは12ウェイの人間工学的設計で、4ウェイランバーサポートを全グレードに標準装備する。上位グレードではサイサポートや前席4ウェイマッサージ機能も選択できる。

フォルクスワーゲン・アトラス 新型フォルクスワーゲン・アトラス 新型

■最新テクノロジーを搭載

インフォテインメント画面はベースグレードが12.9インチ、それ以外は15インチの大型フリースタンディングスクリーンを採用する。全グレードに10.25インチの「デジタルコックピットプロ」を標準装備する。

センターコンソールには新設の「ドライバーエクスペリエンスダイヤル」を配置し、音量・ドライブモード・アトモスフィアーズ機能を操作できる。スマートフォンの同時ワイヤレス充電(Qi2対応)が可能で、USB-Cポートは車内に7か所設けられている。

フォルクスワーゲンの生成AI対応音声アシスタント「プレミアムスピーチ」の1年間トライアルサブスクリプションも付属する。

■安全性能も向上

フロントセンターエアバッグを新たに追加し、エアバッグの総数は7つとなった。「IQ.ドライブ」運転支援技術も改良され、「トラベルアシスト」機能はドライバーが車線変更を指示できるようになった。「エマージェンシーアシスト」は医療緊急事態を検知した場合に車両を路肩へ誘導する機能を追加している。

フォルクスワーゲン・アトラス 新型フォルクスワーゲン・アトラス 新型

■パワートレインと車体

新型アトラスは改良型「MQBエボ」プラットフォームを採用し、先代より約2.5cm長くなった。幅・ホイールベース・全高は先代と同一を維持し、広い室内空間、特に3列目の余裕あるスペースを確保している。

エンジンは新開発の「EA888エボ5」2.0リッター直噴ターボチャージド4気筒TSIエンジンを搭載し、最高出力282馬力、最大トルク258 Lb-ftを発揮する。先代比13馬力向上しており、アトラス史上最高出力となる。燃費性能も先代より改善される見込みだ。

トレーラーヒッチ装着時の牽引能力は5000ポンドを維持。8速オートマチックトランスミッションと前輪駆動を標準とし、「4モーション」全輪駆動システムも全グレードで選択できる。ハイブリッドモデルはマイナーチェンジ時に追加予定だ。

■米国での生産と販売

アトラスはフォルクスワーゲンの米国ラインアップにおいて極めて重要なモデルだ。7人乗りの「アトラス」と5人乗りの「アトラスクロススポーツ」を合わせると、2025年の販売台数の30%を占める。両モデルはテネシー州チャタヌーガの工場で製造されており、同工場では約4000人が雇用されている。

詳細なスペックと価格は、今秋の発売に先立って発表される予定だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「最近のスズキは覚醒モード」高級スクーター『バーグマンストリート』の大胆刷新に「あまりにもかっこよすぎ」とSNS興奮!
  2. 日産『ヴァーサ』新型、メキシコで生産開始…コンパクトセダンが第3世代に
  3. 砂漠の砂でアフリカに道を作る---ホンダ発PathAheadが世界を変える
  4. 『ジムニー』オーナーの琴線に触れる、専用便利グッズのニューカマー、登場![特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 「一気に攻めてきたな」「車名が最高」スバルの新型SUV『ゲッタウェイ』発表で、SNSに衝撃走る
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る