ドライブ前に要チェック、車載ツールの「有効期限」は大丈夫?…意外と見落とされがち

ドライブ前に要チェック、 意外と見落とされがちな「車載ツール 」の “ 有効期限 ”…覚えておきたい車の豆知識
ドライブ前に要チェック、 意外と見落とされがちな「車載ツール 」の “ 有効期限 ”…覚えておきたい車の豆知識全 7 枚

連休期間中や週末のドライブ前に、タイヤの溝や空気圧などを気にするカーオーナーは多いが、見落とされがちなのは、車内に備え付けられた緊急用ツール有効期限だ。しっかり把握・確認してドライブに出かけている人は意外と少ないのではないだろうか。

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最近のクルマは、スペアタイヤを搭載しない車両が増えており、その代わりに増えた「パンク修理キット」には有効期限が設定されていることを知っているだろうか? そのほかにも、有効期限がある車載ツールがあるためピックアップする。



スペアタイヤに代わる「パンク修理キット」の寿命

まず触れたいのは、純正搭載されている車載ツールの変化だ。ここ20年ほどで、スペアタイヤに代わり、タイヤのパンク応急修理キットを備える車両が増えている。

同キットの製造メーカー別のシェアは住友ゴム工業が約60%(同社調べ)で、2022年からは一般ユーザー向けに販売も開始。また、自動車アフターマーケット向けとして、各メーカーからスプレータイプやコンプレッサー一体型などのタイヤパンク応急修理キットも販売されている。

ここで注意したいのは、多くの人がキットの使用方法について説明を受けた経験がなく、使い方も有効期限への意識も薄いという点だ。有効期限は製品によって異なるが、純正搭載の住友ゴム製品の場合は4~6年に設定されている。

住友ゴム工業のパンク応急修理キット。ボトル表面に有効期限が明記されている

そもそも、マイカーのどこにキットが収納されているかさえ、知らないカーオーナーも少なくないだろう。多くはラゲッジルームの床下などに収納されているケースが多い。パンク応急修理キットの搭載率は年々高まっているため、カーオーナーの責任として、いざという時に慌てないよう、有効期限の確認はもちろん、その存在場所や使用方法を事前に把握しておいてほしい。

タイヤパンク応急キットは、ラゲッジルームの床下などに収納されているケースが多い

発炎筒の有効期限は「4年」

車載義務がある発炎筒(自動車用緊急保安炎筒)にも有効期限が定められていることを知っているだろうか? JIS規格により製造から4年が有効期限となっている。

助手席足元などに装備されている発炎筒。有効期限が切れていないか確認が必要だ

期限が過ぎた発炎筒は、内部の薬剤が劣化して着火しにくくなったり、炎が小さくなったりするなど、本来の性能を発揮できない可能性がある。夜間の高速道路などでの緊急停車時、発炎筒が使えないことは致命的な事故に繋がりかねない。定期的に期限を確認し、切れている場合は速やかに交換しておこう。

中古車を購入した場合も、発煙筒の有効期限は要チェック。前オーナーが一度も交換せず、有効期限が切れている可能性もあるため必ずチェックしてほしい

ドラレコのSDカードは「消耗品」

このほかに、見落としがちなのが、ドライブレコーダーに使用するSDカードだ。ドラレコは運転中の映像を常に上書き録画し続けるため、SDカードへの書き込み回数が多いことに比例して劣化していく。だからこそ、SDカードは “ 寿命のある消耗品” という認識を持つことが不可欠だ。

ドラレコのSDカードへの書き込み回数が膨大なため劣化しやすい

注意したいのは、一般的なSDカードをドラレコに使用した場合、過酷な書き込み環境に耐えられず、保証対象外となるケースが多い点だ。高耐久モデルやドラレコ対応のSDカードを選ぶことをお勧めする。

SDカードの寿命は製造メーカーや使用状況によって異なるが、ひとつの目安として車検のタイミング(2年)ごとに交換を検討するのが賢明だろう。万が一の事故の際に、「録画されていなかった」という事態を防ぐためにも、劣化するものだという意識を持って、セルフチェックや交換の必要性を覚えていてほしい。

SDカードが劣化すると、事故時にドラレコの録画映像が保存されない場合もあるので要注意

「有効期限」の確認は安全・安心のために重要

改めて整理すると、タイヤパンク修理キットの有効期限は4~6年。発炎筒は4年。SDカードは2年が目安と覚えておくと良いだろう。マイカーの走行性能維持のための点検・整備だけではなく、今回ピックアップした車載ツールの有効期限を忘れずにチェックして、安全・安心な状態で所有車を維持することはカーオーナーの大切な責務だ。ドライブに出かける前に、ぜひ一度チェックしてみてはいかがだろうか。

ドライブ前に要チェック、 意外と見落とされがちな車載ツールの「有効期限」は大丈夫?…覚えておきたい車の豆知識

《CAR LIFE編集部》

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