バイク好きのヤマハ社長も“お忍び”で来訪、バイクで町おこしめざす磐田市の「朝活カフェ」賑わう

「朝活カフェ」に“お忍び”で来訪したヤマハ発動機の設楽元文社長。左は磐田市のキャラクター「しっぺい」
「朝活カフェ」に“お忍び”で来訪したヤマハ発動機の設楽元文社長。左は磐田市のキャラクター「しっぺい」全 27 枚

ヤマハ発動機の企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」(静岡県磐田市)で9日、地域住民やバイクファンが集うイベント「朝活カフェ」が開催された。会場にはヤマハの設楽元文社長が愛車を運転し“お忍び”で訪れるサプライズもあり、大きな賑わいを見せていた。

【画像】ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザで開催された「朝活カフェ」

◆「バイク好き社長」もツーリングスポットに

朝活カフェは、地元である磐田市観光協会とバイク用アクセサリーなどを手掛けるデイトナによる協働プロジェクト。9日にはコミュニケーションプラザにさまざまなキッチンカーが並び地元ならではのグルメが楽しめたほか、レザークラフトやキャンドルアートなどのワークショップも出店。朝8時からの開催ながら、多くの来場者で賑わった。例年、この日には県外からのライダーも含め1000名ほどが訪れるという。

左から「しっぺい」、草地博昭磐田市長、設楽社長、WBR活動をおこなう松木閲央氏左から「しっぺい」、草地博昭磐田市長、設楽社長、WBR活動をおこなう松木閲央氏

設楽社長が愛車の『SR400』で会場を訪れたのは9時半に差し掛かるころ。完全なプライベートだといい、この日はかつてのインド赴任時のヤマハ社員メンバーを連れ立ってのツーリングの集合場所として選んだという。多忙なだけあって「SRを買って、まだ2回しか乗っていないんです」と話していたが、「バイク好き社長」を公言している通り、時間ができればツーリングを楽しんでいるようだ。

“お忍び”だったにも関わらず会場では、草地博昭磐田市長や同市のイメージキャラクター「しっぺい」、出店関係者らをはじめ、来場したファンとの交流を積極的におこない顔をほころばせていた。ヤマハが誇るスーパースポーツ『YZF-R1』とトラッカーバイク『TW225』で来場した親子との記念撮影にも応じ、かつて設楽社長自身がTW225の商品企画をおこないブームの火付け役となったことを伝えると、「一生の記念になります」と話していた。

設楽社長がかつて手がけた『TW225』で来場した親子ライダーとの記念撮影設楽社長がかつて手がけた『TW225』で来場した親子ライダーとの記念撮影

◆「バイクでの町おこし」をめざす磐田市

「朝活カフェ」を運営する観光協会としては磐田市の「バイクによる町おこし」を見込んでいるという。これにヤマハも賛同し、コミュニケーションプラザを会場に年2回、3年ほど開催を続けている。福田漁港の「渚の交流館」でも年2回を開催。いずれもバイクのツーリングスポットとして人気で、これにイベントを組み合わせることで観光客の来訪をねらう。

静岡県としてみれば、ヤマハ発動機をはじめ、スズキ、そしてホンダの創業の地であるなどバイクとの縁が非常に深く、バイクファンにとって聖地とも呼べる地域になっており、史跡をはじめ観光資源も多い。だが、磐田市に限ってみればもともと工業都市として繁栄したこともあり、観光資源に乏しいのだという。

ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザで開催された「朝活カフェ」(5月9日)ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザで開催された「朝活カフェ」(5月9日)

イベントを取りまとめる磐田市観光協会の中村幸浩事務局長は、「磐田の産業を活かして、交流人口を増やしていかなければ。磐田には(ヤマハの)バイクという製品がある。バイクを通じて多くのライダーさんに来ていただくための体験価値を提供して、カスタマージャーニーのサイクルをつくっていけたら」と話す。

今後も継続的にライダーに向けたイベントの開催や発信をおこなっていくとし、「(朝活カフェを)一過性のイベントとして捉えているわけではない。磐田に行けば、ライダーを優しく迎えてくれる。もう一度行ってみよう、と思っていただけるような取り組みにしていきたい」と抱負を語った。

コミュニケーションプラザでの朝活カフェは、9月27日にも開催予定。朝8時~10時までの開催で、10時以降も「朝活マルシェ」としてキッチンカーやワークショップ、コミュニケーションプラザでの観覧を楽しむことができる。秋のツーリングプランに組み込んでみては。

ツーリングに出発する設楽社長(右)ツーリングに出発する設楽社長(右)

《宮崎壮人》

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