モルフォは、5月27日(水)から29日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」に出展する。
今回の出展テーマは「イメージングAIと創る次世代モビリティ」だ。車載カメラ映像を活用したAI技術を中心に、オートキャリブレーション技術、単眼カメラによる距離推定、画像からの三次元再構成、マルチエージェントシミュレーション、VLMオーケストレーションなど、車載分野向けの製品・技術を紹介する。
複数のAIエージェントが相互作用しながら動作するマルチエージェントシミュレーション技術「Morpho MAS(仮称)」を、自動車シミュレーター向け技術として展示する。
自動運転AIがE2E型モデルへシフトする中、学習・評価データは日常的な運転シーンから予測困難な例外シーンまでをカバーする必要があり、撮影とシナリオ生成に膨大な工数がかかる。本技術では、自動車や歩行者をシミュレーター上のAIエージェントとして自律的に走行させることが可能で、実車を使わずに仮想空間上で走行シナリオを生成でき、工数の削減に貢献する。リアル展示会への出展は今回が初となる。
オートキャリブレーション技術『Morpho Visual Calibrator』は、走行中に撮影したカメラ画像からリアルタイムにカメラ・センサー・車体間の位置関係を推定する技術だ。工場やディーラーでのキャリブレーション設備を大幅に簡素化し、設備投資費用と工数を削減できる。走行中のカメラキャリブレーションにも対応している。
今回の展示では、昨年からアップデートされた本技術のデモを初公開する。ラジコントラックに三次元再構成専用のカメラユニットを搭載したデモセットを会場に設置し、キャリブレーションから三次元再構成までの一連の流れを体感できる。
画像からの三次元再構成技術『Morpho Photogrammetry Toolkit』は、モルフォがこれまで培ってきた画像処理の知見を活かし、画像から高精度な三次元再構成を実現する。セグメンテーション技術と組み合わせることで、メッシュやCADなどのデータ化もサポートする。学習用の走行映像データ作成や、車体表面テクスチャを含めたメッシュ化を簡易に行える。
AI単眼カメラ距離推定技術『Morpho Distance Scanner』は、RGBカメラで撮影した1枚の画像から対象物までの距離を推定するソフトウェアだ。追加のハードウェアを必要とせず、既存の車載カメラをそのまま活用できる。今回は昨年のヒートマップ表示に加え、対象物の接近を検知してアラートを発する新機能のデモを展示する。
VLMオーケストレーションによる状況判断技術『Morpho VLM Fluid Action(仮称)』は初出展。エッジデバイス上で動作する軽量VLMと、クラウド上のVLM(チャットGPTなど各社サービス)を連携・オーケストレーションし、映像から状況を判断する技術だ。エッジ側で判断が難しい状況はクラウド側にエスカレーションする仕組みを備え、処理速度・コスト・精度のバランスを最適化する。車室内の快適性診断や車両周辺の状況診断などへの活用が想定される。
モルフォのブース(No.389)では、デモ展示を重視した構成で来場者が技術を体感できる内容を用意している。




