ETASとエレクトロビット、ADAS向け統合ソフトウェア基盤を発表…人とくるまのテクノロジー展 2026

ETASのSDVイメージ(参考)
ETASのSDVイメージ(参考)全 1 枚

ETASとエレクトロビットは5月27日、高度運転支援システム(ADAS)向けに統合されたソフトウェア基盤の提供開始を発表した。

両社のソリューションは、5月27~29日に横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2026」のETASブース(N77)およびエレクトロビットブース(N70)にてデモ展示される。

今回のソリューションは、エレクトロビットのSDV(ソフトウェア定義型車両)プラットフォームを構成する「EB corbos Linux for Safety Applications」と、「ETAS Vehicle Software Platform Suite」のADASプロファイルを組み合わせたものだ。

この統合ソフトウェア基盤は、OSとミドルウェアコンポーネントをあらかじめ統合した形で提供することで、顧客のインテグレーション工数を大幅に削減することを目的として設計されている。各コンポーネントを個別に調達する場合と比べてインテグレーションリスクを低減するとともに、プロプライエタリなクローズドOSに代わるオープンな選択肢を提供する。

Tier 1サプライヤーおよびOEMは、現行のソフトウェアスタックや車両プログラムにこのADASソフトウェア基盤を統合でき、量産前の評価・パイロット導入を開始できる。

ETASのコンピュートミドルウェア製品フィールド責任者であるトビアス・クロイツィンガー博士は「決定性のある動作、膨大なデータの高効率処理、そして機能安全は、量産対応のADASシステムに不可欠な要件だ」と述べ、「この統合ソリューションは、OEMおよびTier 1がLinuxベースのシステムにASIL-Bの安全性を効率的に実装しながら、量産実績のあるミドルウェア機能を提供できるようにする」と説明した。

エレクトロビットのHead of Cross-Portfolio Growth and Alliancesであるモーリッツ・ノイキルヒナー博士は「ADASプログラムでは、車両プラットフォーム全体にスケールできる、成熟した安全準拠のソフトウェア基盤が求められるケースがますます増えている」とコメントした。

ETASはボッシュ・グループの完全子会社として1994年に設立され、14ヵ国でグローバルに事業を展開している。エレクトロビットは35年以上の車載ソフトウェアの実績を持ち、世界6億3000万台以上の車両に搭載された50億を超えるデバイスを支えており、AUMOVIOの完全子会社として独立事業会社として運営されている。

《森脇稔》

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