スウェーデンのスマートアイとビステオンは5月27日、ドライバーモニタリングシステム(DMS)を統合したLCDメータークラスターを共同開発したと発表した。5月27日から29日まで横浜市のパシフィコ横浜で開催中の「人とくるまのテクノロジー展2026」で展示する。
新技術は、DMS用カメラを液晶ディスプレイの裏側に配置する「アンダーディスプレイカメラ(UDC)」方式を採用した。OEMが求めるコックピットデザインの自由度を高めながら、ドライバー正面へのカメラ配置を可能にする。
従来、LCDディスプレイの裏側にカメラを配置する場合、近赤外線の透過率が低く、DMSの画像品質が大きく低下する課題があった。今回の共同ソリューションでは、ディスプレイの光学スタックを最適化し、高い透過性と低拡散性を実現。画像性能と表示品質を両立したという。
スマートアイは、400万台以上の量産車に採用されているDMSソフトウェアを提供する。いっぽう、ビステオンはコックピット電子機器やディスプレイ統合技術を担当した。
スマートアイのイノベーション&戦略パートナーシップ担当副社長、デトレフ・ウィルケ氏は、「LCDメータークラスターはDMSにとって難しい課題だったが、両社の協業により量産開始に対応可能なUDCソリューションを開発できた」とコメントした。
また、ビステオンのディスプレイ製品ライン担当グローバル副社長、松本太氏は、「DMSを独立したハードウェアとして扱う必要がなくなり、OEMのメーター設計の考え方を変える技術になる」と述べた。




