東芝デバイス&ストレージ、SiC MOSFETで低損失化と短絡耐量向上を両立する技術を開発

Bottom p-wellを形成したトレンチゲート型SiC MOSFETの構造概略および今回の改良ポイント
Bottom p-wellを形成したトレンチゲート型SiC MOSFETの構造概略および今回の改良ポイント全 2 枚

東芝デバイス&ストレージは、パワー半導体の一種であるトレンチゲート型SiC(炭化ケイ素)MOSFETにおいて、損失(オン抵抗)の低減を実現しつつ、短絡耐量を向上させる技術を開発したと発表した。

トレンチ底部に配置したBottom p-well構造と、その内部に形成されるJFET領域の寸法および不純物濃度を最適化することで、短絡時にデバイス内部で発生するエネルギーを抑制し、温度上昇を低減できることを確認した。これにより、ゲート酸化膜の信頼性を維持しつつ、短絡耐量の向上と低損失の両立が可能となる。

パワー半導体は、電力の供給や変換を効率的に制御する役割を担い、省エネルギー化やカーボンニュートラルの実現に不可欠な半導体だ。中でもSiC MOSFETは、従来のSi(シリコン)MOSFETよりも高効率な電力変換を可能にする次世代パワー半導体として注目されており、電気自動車や再生可能エネルギー、データセンターなどでの採用が拡大している。とりわけ、ゲート電極をトレンチ構造としたSiCトレンチゲート型MOSFETは、低オン抵抗と高電流密度を実現できる特徴を持つ。

《森脇稔》

アクセスランキング

  1. ここまで変わる? ホンダ『アコード』次期型の新デザインを予想
  2. アウディ6車種858台リコール、燃料漏れ
  3. 「パジェロ復活したしランエボも…」三菱『ランサーエボリューション』がPHEVで登場!? SNSでは期待高まる
  4. 「胸アツです」「出たら欲しい!」マツダスピリットレーシング第二弾はどうなる? “最強のマツダ3”登場に期待の声!
  5. 【スズキ ジムニーノマド 新型試乗】「よくできた万能SUV」だととらえると、評価を誤ることになる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  4. 「認知機能は正常」でも事故は起きる…「運転技能検査」厳格化、高齢者に問われる“運転する力”【岩貞るみこの人道車医】
  5. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
ランキングをもっと見る