富士通の中長期経営ビジョンが描く「2035年の未来」…テクノロジー起点の変革とAIドリブン経営への転換

富士通 代表取締役社長CEO 時田 隆仁
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◆10年先を見据えたテクノロジードリブンな経営ビジョンの策定

富士通は、現在直面している地政学的な分断や気候変動、少子高齢化による労働力不足といった深刻な社会課題に対し、テクノロジーによる価値創造で応えるため、2035年に向けた「中長期経営ビジョン2035」を策定した。

これまでの3年単位の経営計画から踏み出し、10年間という長期的な展望を掲げた背景には、AIをはじめとする技術革新が産業構造や社会のルールを根本から変えようとしている現状がある。

富士通は、信頼できるテクノロジーによって新たな市場を切り拓き、自らが「カスタマーゼロ」として自社技術を実践するAIドリブン経営を推進することで、その知見を顧客にフィードバックしていく方針である。この10年間をテクノロジードリブンで価値を創造する期間と明確に定め、持続的な成長を目指す姿勢を鮮明にしている。

◆事業を牽引する三つの重点領域と革新的な計算基盤

2035年に向けた事業創出の柱となるのは、ソブリンプラットフォーム、フィジカルAI、インテリジェントソサエティの三つの領域である。これらの領域はAIの活用を大前提としており、富士通は2035年に30兆円規模へと成長すると見込まれる新事業領域において、10%の市場シェア獲得を目指している。


《レスポンス編集部》

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