トヨタ『ハイエース』を愛する吉川さんが、オーディオと車中泊仕様を両立。AV Kansai堺店で魅せるラゲッジカスタムが完成した。
◆荷室全面にカスタムインストールを施し全ユニットを見せるラゲッジレイアウトへ
2台のハイエースを乗り継いでいる吉川さん。今回はオーディオにも車中泊にも力を入れるインテリアを作り上げた。
荷室全面を使ったオーディオインストールは圧巻。コの字形状のインストールデザインはアクリル&イルミ使いで映える仕様。
フロアには5台のパワーアンプ(2台のダミー含む)とプロセッサーを整然と並べてレイアウトしている。現在のハイエースは2台目で、奥様もハイエースに乗り、一家で2台のハイエースを所有する吉川さん。さらにオーディオ歴は30年と長く、オーディオを始めた当初からAV Kansai堺店でインストールをオーダーしてきた大ベテランでもある。そんなオーディオとハイエースを融合させてできあがったのがこのクルマだ。
ハイエース好きでオーディオ好きの吉川さんが作り上げた渾身のハイエース。まず目を引くのがラゲッジへのカスタムインストールだ。荷室のフロアやサイドウォールを使い、4面にインストール面を作った圧巻のデザインは見事。コの字形状に組んだ家具はベッドのベースフレームも兼ねる設計である。構造やデザインはオーナー自ら設計図を作って提案した渾身の作品だ。オーディオも車中泊も高いレベルで仕上げたいという吉川さんの思いが形になった。
フロアやウォールを形成する各面にはユニットがびっしりと埋め込まれており、いずれもアクリル&イルミを使って見せるデザイン性を高めている。しかもアクリルは各面ともに1枚ものを使うことで、カットラインを見せないのもこだわり。レッドのパネル面にモノトーンのユニットをずらりと並べ、パープル系のイルミで照らし出す濃厚な雰囲気も見どころとなった。
◆思い入れのあるディナウディオ・エソターをサイドウォールに飾る個性派デザイン
左サイドウォールにはキャパシターをビルトイン。レッドのベースパネルやアクリルを使ったデザインは統一感も満点。
右サイドウォールの見どころは何といってもエソターをディスプレイしたコーナー。思い出のユニットを見せる演出がなされた。
パワーアンプにはロックフォードのパワーシリーズを採用。600.4×2、1500.1×1で各スピーカーをパワフルにドライブする。
DSPにはリゾルトを採用、ブラックのフェイスパネルでフロアへのインストールでも統一感ある配色となった。ラゲッジには見どころが満載だ。左サイドウォールにはキャパシターを埋め込み、各ブランドのロゴをあしらったデザインを投入。注目は逆側の右ウォールで、ここにはかつて吉川さんが使っていたディナウディオ・エソターをディスプレイするためのスペースが設けられている。
ディナウディオの音が大好きで、長くスピーカーとして使い続けている吉川さんにとってその原点的なユニットがエソターである。かつて実際に使っていた象徴的なツイーターを長年大切に保管していた吉川さんは、ハイエースのラゲッジをインストールする際にディスプレイしてショーアップすることを思いつく。吉川さん自身はこのスペースのことを「エソター展示室」と呼び、お気に入りの展示コーナーとして楽しんでいる。
またフロア面には5台のパワーアンプとプロセッサー(リゾルト)をフラットにインストールする。パワーアンプにはロックフォードのパワーシリーズ(600.4×2台、1500.1×1台)を用いる。写真を見ると台数の計算が合わないように見えるが、実は2台はダミーのフェイスパネル。フロアの形状やサイズ感に合わせ、バランスの良いレイアウトにするための工夫が込められている。
◆充実の低音再生を担うサブウーファーもアクリル使いでラゲッジデザインの一部に
荷室前方にはサブウーファーのエンクロージャーを設置、背面はアクリルとされマグネット面を見せる構造なのもデザイン性が高い。
ロックフォードのパンチP3をチョイスしたサブウーファー。かつてはウォールや外向きも経験したオーナーなので低音の充実も必須。
サイドウォールに設置した家具に対してベッドパネルを置いた状態。各パネルを展開すると全面ベッドができあがる。ラゲッジのカスタムインストールで、もうひとつの見どころとなるのが前方ウォールに組まれたサブウーファーのエンクロージャーだ。ウォール側にはユニットであるロックフォード・パンチP3のマグネット面を見せる作り込みを採用。エンクロージャー背面をアクリル仕上げにすることで、ラゲッジ全体のデザインと美しくマッチさせている。リアシート側に振動板を向け、車室内に厚く深い低音を行き渡らせる設計もオーナーの狙い通りだ。
先にも触れた通り、ラゲッジのコの字型家具はオーディオのアンプラックだけでなく、ベッドシステムのベース家具としての機能も兼ね備えている。実際に両サイドの家具の上へベッドパネルを展開すれば、オーディオシステムの上に広いベッドスペースを作ることができる。家族でドライブや車中泊を楽しむにも絶好の仕様で、実用的なレジャーカーとしての側面も備えた。
荷室全体を使ってカスタムインストールを施した吉川さんのハイエース。アクリルやイルミなど魅せる要素も万全で、リアゲートを開けた際のインパクトは超ハイレベルだ。次回の後編では音へのこだわりも強い吉川さんが投入した、フロントまわりのユニットとインストールについて紹介していく。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後、出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務し、独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がける。カーオーディオ雑誌の編集長も請け負い、現在もカーオーディオをはじめとしたライティングを中心に活動中。

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