ACコブラ GT クーペ、市販モデル発表…730馬力のV8スーパーチャージャー搭載

・英国最古の現役自動車メーカー、ACカーズが創立125周年を記念してACコブラ GT クーペの市販仕様を公開。自然吸気モデルは約23万4300ポンド(税別)から。

・5.0リットルV8エンジンを搭載し、スーパーチャージャー仕様は最高出力730PS・最大トルク820Nmを発揮。0-60mph加速は3.5秒以内を実現。

・初の量産クーペモデルとなる同車は完全受注生産で、最初の納車は2028年を予定。アジアや中東など世界市場への展開を視野に入れる。

ACコブラ GT クーペ
ACコブラ GT クーペ全 8 枚

英国のACカーズは、スポーツカー『ACコブラ GT クーペ』の市販モデルを正式公開した。

【画像】ACコブラ GT クーペ

同モデルは、歴史的な『ACコブラ』のアイコニックなデザインに固定式ルーフラインと曲線的なリアスタイルを融合させたもので、ACカーズにとって初の量産クーペモデルとなる。既存の『GT ロードスター』と約75%のエンジニアリングを共有しつつ、テストと開発を通じた包括的な改良が施されている。

■スタイリングと空力設計

ACコブラ GT クーペACコブラ GT クーペ

ボディワークにはカーボンファイバーを採用し、「ダブルバブル」ルーフラインを取り入れることで、ヘッドルームを確保しながら空気抵抗係数(Cd値)の低減を実現した。また、1964年の「ACコブラ A98クーペ」ルマンレースカーにも採用された「カムテール」デザインを導入し、空力効率をさらに高めている。

ボディサイズはホイールベース2570mm、全長4225mm、全幅1980mmで、前後重量配分はほぼ50:50。車両重量は約1600kgで、重心は低く設定されている。

■パワートレイン

ACコブラ GT クーペACコブラ GT クーペ

搭載エンジンは5.0リットルV8で、スーパーチャージャー仕様は最高出力730PS(720bhp)・最大トルク820Nm(605lb ft)を発揮。自然吸気仕様は456PS(450bhp)・555Nm(410lb ft)となる。スーパーチャージャー仕様の0-96km/h加速は3.5秒以内。トランスミッションは6速マニュアルまたは10速オートマチック(ステアリングマウントシフトパドル付き)から選択できる。

シャシーはACカーズ独自の押し出し成形アルミニウム製スペースフレームを採用し、軽量かつ高剛性を両立している。左ハンドル・右ハンドルの両仕様に対応する。

■インテリアと装備

キャビンは身長6フィート(約183cm)以上のドライバーにも対応する設計で、アナログメーターとデジタル技術を組み合わせた。電動ウインドウ、クライメートコントロール、タッチスクリーン式ナビゲーション/インフォテインメントシステムを標準装備する。手縫いレザーや機械加工されたトグルスイッチなど、ビスポーク仕上げも特徴だ。

■価格と納車スケジュール

価格は自然吸気モデルが約23万4300ポンド(税別)から、スーパーチャージャーモデルが約25万6300ポンド(税別)から。完全受注生産で、最初の納車はGT ロードスターの納車完了後となる2028年を予定している。アジアや中東を含む世界市場への展開を視野に入れている。

《森脇稔》

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