ポルシェ 911 GT3 ベース、新型レーシングカー「GT4 R」発表…自然吸気ボクサー6は最大520馬力

・ポルシェが新型レーシングカー「911 GT4 R」を発表し、カスタマー向けモータースポーツを拡大する

・4.0リットル自然吸気水平対向6気筒で最大382kW(520PS)、BoPで出力は変動する

・2027年のモータースポーツシーズンでデビュー予定

ポルシェ『911 GT4 R』
ポルシェ『911 GT4 R』全 8 枚

ポルシェは、『911』ベースの新型レーシングカー『911 GT4 R』を欧州で発表した。カスタマー向けモータースポーツのラインアップを拡大する。

【画像】ポルシェ『911 GT4 R』

ポルシェ『911 GT4 R』ポルシェ『911 GT4 R』

同車は、世界のGT4レース向けに設計された車両として初めて、911をベースにしたという。

エンジンは自然吸気の4.0リットル水平対向6気筒で、レース仕様では最大382kW(520PS)を発生する。最大トルクは470Nmである。

デビューは2027年のモータースポーツシーズンを予定する。

ポルシェ・モータースポーツは、GT4プログラムを「新たな段階」に引き上げるとして、上位性能帯のモデルレンジを広げる方針を示した。GT4は成長が著しいカスタマーレース分野であり、ADAC GT4 GermanyやGT4 European SeriesなどがGT3への登竜門として重要だとしている。

ポルシェ『911 GT4 R』ポルシェ『911 GT4 R』

911 GT4 Rは、現行のカップ版を技術的な土台とし、992.2世代の公道仕様『911 GT3』をベースにしている。従来の『718ケイマン』の「クラブスポーツ」モデルと比べ、より強力なエンジン、より広いトレッド幅、モータースポーツ向け電子制御の改良を行い、周回タイムや走行安定性の向上を狙う。

また、GT4規則に基づき性能はBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)で変わる。例として、同車はエクスワークスでエアフロー・リストリクター(53.7mm)により316kW(430PS)に抑えられる。

駆動は、ステアリングホイールのパドルシフター付きのシーケンシャル6速ドグギアボックスと、4枚のレーシングクラッチで伝達する。

シャシーは規則により「911カップ」とは異なる。ホイールは各1インチ幅が狭く、5穴パターンで装着する。さらに、ダンパーはデュアル調整式で、スプリングレートは3段階から選べる。

外装とコクピットでは、繊維強化プラスチックとエポキシ樹脂を組み合わせて多用する。ドア、エンジンカバー、空力部品、コクピット周辺の一部などがこの素材で作られる。

ポルシェ『911 GT4 R』ポルシェ『911 GT4 R』

運転席では、10.3インチのカラー・ディスプレーで必要情報を表示する。統合データロガーと精密GPSシステムも備えている。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『ヴェゼル』次期型、2028年登場か!? 次世代ハイブリッド搭載へ
  2. 【アウディ A6アバント 新型試乗】今の時代に貴重な、エレガントかつフォーマルユースにも応えるワゴンだ
  3. マツダ『CX-60』大規模刷新へ、内外装からエンジンまで…ラージ商品群4車種をテコ入れ
  4. アルファロメオ、観音開きドアのクーペ『クオーレロッソ』を世界初公開…パリモーターショー2026
  5. プロ施工現場でも採用、ソフト99のマイクロファイバークロス『レインドロップ クロスプロ2P』が単品発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る