ベトナム政府が二輪車の排出ガス規制を本格化する。使用過程車を対象とした排出ガス検査制度を段階的に導入するとともに、首都ハノイではガソリンバイクの乗り入れを制限する低排出ゾーン(LEZ)の試行も始まる予定だ。
世界有数の二輪車市場で進む環境規制は、現地で事業を展開するホンダやヤマハ発動機、スズキなど日本メーカーの事業戦略にも影響を与えそうだ。
●排出ガス検査を段階的に全国展開
ベトナム政府は2026年、首相決定「13/2026/QD-TTg」を公布し、使用過程車の二輪車・原付に対する排出ガス基準の適用ロードマップを決定した。
排出ガス検査は2027年7月1日にハノイ市とホーチミン市で開始し、2028年7月1日に他の中央直轄市へ拡大、2030年7月1日に全国へ適用する計画だ。製造年に応じて排出ガス基準をレベル1からレベル4まで段階的に適用する。

●ハノイ市では低排出ゾーンを試行
いっぽう、ハノイ市では交通起源の大気汚染対策として、2026年7月から環状道路1号線内の一部地域で低排出ゾーンの試行を開始する計画だ。当初から市内全域でガソリンバイクを禁止するものではなく、対象地域や時間帯などを限定しながら段階的に導入する方針となっている。



