NSXでデイキャンプ!? ホンダアクセスが提案する車中泊&アウトドア活用術

NSXでデイキャンプ!? ホンダアクセスが提案する車中泊&アウトドア活用術
NSXでデイキャンプ!? ホンダアクセスが提案する車中泊&アウトドア活用術全 34 枚

ホンダ車向けアクセサリーを幅広く展開するホンダアクセスが、実車によるアウトドア活用例を紹介する体感撮影会を開催。車中泊やキャンプを想定した多彩なセットアップを披露した。

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◆ホンダアクセスが提案する車中泊とアウトドア活用術

車中泊やオートキャンプ、アウトドアレジャーをキーワードにクルマの新たな活用法を提案したホンダアクセスのアウトドア体感撮影会。『ステップワゴン』や『フリード』の定番ミニバン、さらには『Super-ONE』や『N-VAN e:』などのBEV、そして『NSX』や『シビックRS』といったスポーツモデルまでをベース車に設定し、ホンダ車が持つアウトドアでの可能性を示すイベントとなった。

それぞれの車両にはインテリアアレンジのテーマが設けられ、具体的かつ現実的な使い方が示されたのも特徴だ。愛車でアウトドア体験をしたいと思っているユーザーには、ベース車から装備、使い方まで含めて自分にぴったりのアウトドア仕様が見つかるはずだ。

◆NSXとシビックRSでもキャンプは楽しめる

ホンダ NSX…ホンダアクセスホンダ NSX…ホンダアクセス

最初に取材したのは、アウトドア仕様としてはかなり異色の2台だ。用意されたのはNSXとシビックRS。いずれも走行性能を前面に押し出した車種だが、ホンダアクセスではあえて「スポーツモデルでキャンプへ出掛ける」というスタイルを提案した。

ホンダ NSX…ホンダアクセスホンダ NSX…ホンダアクセス

NSXは、キャンプにとってかなり厳しい条件のクルマだ。2名乗車するとキャンプギアを積み込むスペースはほとんどないように見えるが、エンジン後方に設けられた荷室は、見た目以上の積載容量を備えている。

ホンダ NSX…ホンダアクセスホンダ NSX…ホンダアクセス

そこでホンダアクセスでは、実際にキャンプギアを積み込めるかを検証した。写真の通り6人用サイズのテント、2人分のコット、マット、シュラフ、さらにはテーブルやチェアまで収納できたという。

ホンダ NSX…ホンダアクセスホンダ NSX…ホンダアクセス

NSXにも想像以上のキャンプ適性があることを証明した形だ。少しイレギュラーな提案ではあるが、どのようなクルマでも工夫次第でアウトドアを楽しめることを象徴する存在となっていた。

ホンダ シビックRS…ホンダアクセスホンダ シビックRS…ホンダアクセス

一方のシビックRSは「スポーツモデルで車中泊」をテーマに、走りとは異なるもうひとつの魅力を見せた。注目したいのは、リアシートを倒してラゲッジ後端まで続く就寝スペースを作った点だ。

ホンダ シビックRS…ホンダアクセスホンダ シビックRS…ホンダアクセス

フロントシートとリアシートの間には隙間ができるが、ここにはキャンプで定番のコンテナボックスを置いてフラット化。その上に3つ折りで収納できるウレタンマットを敷き、大人が就寝できるベッドスペースを作り上げた。

ホンダ シビックRS…ホンダアクセスホンダ シビックRS…ホンダアクセス

例えばサーキットへレース観戦に出掛ける際、深夜や早朝に現地へ到着してから仮眠を取るのにも適している。さらにキャンプ道具をコンテナボックスへ詰め込み、シビックRSでソロキャンプへ出掛けるという使い方も楽しそうだ。

◆ステップワゴンは車中泊とワークスペースを両立

ホンダ ステップワゴン…ホンダアクセスホンダ ステップワゴン…ホンダアクセス

ステップワゴンで提案したのは定番の車中泊仕様だ。ミニバンでの車中泊は珍しくないが、これから始めたいユーザーにとっては、何を用意して車内をどのようにアレンジすればよいのかがわかりにくい。今回の仕様は、その答えをわかりやすく表現していた。

ホンダ ステップワゴン…ホンダアクセスホンダ ステップワゴン…ホンダアクセス

車内に装備したキーパーツは「プライバシーシェード」と「セパレートカーテン」。各ウインドウにぴったりとフィットする遮光シェードで、車外からの視線を遮り、就寝時や着替えの快適性を確保する基本アイテムだ。車内をプライベート空間にしてくれるため、真っ先に取り入れたい用品といえる。

ホンダ ステップワゴン…ホンダアクセスホンダ ステップワゴン…ホンダアクセス

この仕様が想定するのは2名、またはファミリーで楽しむライトなキャンプだ。テントを用いた重装備のキャンプではなく、就寝場所は車内に確保し、車外には手軽に設置できるカーサイドタープを展開。クルマの脇にBBQやくつろぎのスペースを設けるスタイルとなっている。

車内ではキャプテンシートを活用し、フラットなベッドスペースとワーキングスペースを両立しているのも見どころだ。また2名利用であれば、ダブルサイズのエアベッドを2列目から3列目のシートスペースに敷き詰めるスタイルも選べる。

ホンダ ステップワゴン…ホンダアクセスホンダ ステップワゴン…ホンダアクセス

リアには15.6インチの大型モニターを備え、車内をシアタールームとして活用することも可能だ。アウトドアレジャーからノマドワークまで幅広く対応できる、ミニバンならではの車中泊仕様となっている。ステップワゴンで車中泊を始めるなら、ぜひ参考にしたいセットアップだ。

◆フリードクロスターを車内シアターにアレンジ

ホンダ フリードクロスター…ホンダアクセスホンダ フリードクロスター…ホンダアクセス

一方、コンパクトミニバンのフリードクロスターをベースにしたアレンジは「シアタールーム」がキーワードだ。オートキャンプに出掛けて車中泊という非日常を楽しむうえでは、車内スペースでの遊び方も重要になる。

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ただ寝るだけではなく、ひとつ楽しみを加えることでアウトドアへ出掛ける動機にもなる。その提案が車内シアターだ。自宅ではなかなか実現できない本格的なシアタールームも、クルマの中なら比較的手軽に完成度の高い空間を作ることができる。

ホンダ フリードクロスター…ホンダアクセスホンダ フリードクロスター…ホンダアクセス

用意するのは車外からの光を遮る「プライバシーシェード」。車中泊では外からの視線を遮る定番アイテムだが、高い遮光性を備えるためシアタールームづくりにも効果的だ。そこにプロジェクターとスクリーンを装備すれば、大画面で映像を楽しめる。

ホンダ フリードクロスター…ホンダアクセスホンダ フリードクロスター…ホンダアクセス

明かりを落とした車内で映画を鑑賞すれば没入感は格別。アウトドアにいることを忘れてしまうほどの満足感が得られる。スクリーンを設置するのは、ラゲッジ後部に取り付けた「ルーフラック」。フラットにアレンジしたリアスペースに寝そべりながら、ゆったりと映画を鑑賞できるのも魅力だ。そのまま就寝してしまっても良いだろう。

◆N-VAN e:は大容量バッテリーで快適な電化キャンプ

ホンダ N-VAN e:…ホンダアクセスホンダ N-VAN e:…ホンダアクセス

次に注目したのは、BEVによるアウトドアの可能性だ。N-VAN e:はアウトドアレジャーでも注目を集める軽バンBEV。展示車両では、アクセサリーパーツの「AC外部給電機」と「外部電源入力キット」を組み合わせた、EVならではの電源活用法が提案された。

ホンダ N-VAN e:…ホンダアクセスホンダ N-VAN e:…ホンダアクセス

フロントグリルにある充電ポートへ差し込むことで100V電源を取り出せる「AC外部給電機」。ここから伸びる出力ケーブルをリアバンパー部分に備えた「外部電源入力キット」へ接続すると、EVバッテリーの電力を車内の100V電源として利用できる。

ホンダ N-VAN e:…ホンダアクセスホンダ N-VAN e:…ホンダアクセス

ラゲッジ左側に設置されたコンセントは最大1500Wの出力に対応する。デモンストレーションでは、消費電力640Wのポータブルクーラーを設置。夏場の車中泊ではクーラーが欠かせない存在になりつつあるが、消費電力が大きいため小型のポータブル電源では連続稼働に不安が残る。

ホンダ N-VAN e:…ホンダアクセスホンダ N-VAN e:…ホンダアクセス

その点、N-VAN e:の車載バッテリーは29.6kWhの容量を備える。走行に必要な電力を残したうえでも、2泊程度のクーラー使用を想定できる容量が確保されているという。バッテリー残量を常時確認できる「充電インジケーター」も、EVバッテリーを利用したキャンプでは重宝する装備だ。

ホンダ N-VAN e:…ホンダアクセスホンダ N-VAN e:…ホンダアクセス

「ルーフキャリア」にサイドオーニングを設置して車両左側にサイトを作れば、助手席側のドアとスライドドアによるピラーレスの大開口を通じて、車内と車両脇のサイトがつながるのもN-VAN e:の魅力だ。

最大1500Wの100V電源を活用できるため、火をおこさずに調理したりキャンプサイトの照明を確保したりすることもできる。

◆Super-ONEで手軽に楽しむEVデイキャンプ

ホンダ Super-ONE…ホンダアクセスホンダ Super-ONE…ホンダアクセス

BEVのアウトドア活用例として、もう一台用意されたのがSuper-ONE。「EVで楽しむアウトドア」というテーマに沿ってコーディネートされ、気軽にアウトドアを楽しみたいユーザーに適した仕様となっていた。

ホンダ Super-ONE…ホンダアクセスホンダ Super-ONE…ホンダアクセス

ポイントは「AC外部給電機」を使い、EVバッテリーから100V電源を取り出せる環境を整えたことだ。最大1500Wの電力を利用できるため、照明はもちろん調理器具も幅広く使用できる。

クルマの脇にキャンプサイトを設営し、電気ケトルで素早くお湯を沸かしたり電気調理器を使ったりすることも可能だ。火をおこしたりコンロなどの機器を用意したりすることなく、素早くスマートに調理できるのもEVならではの利点といえる。

キャンプと言えば、調理の準備と後片付けに時間を要するのが定番だった。電気を活用すれば準備を効率化でき、アウトドアそのものを楽しむ時間をたっぷり確保できる。

ホンダ Super-ONE…ホンダアクセスホンダ Super-ONE…ホンダアクセス

またリアシートを倒せば、ラゲッジとつながる広いスペースを確保できる。リアハッチを開ければ、ゆったりと足を伸ばして腰掛けられるカウチスペースを作り出せるのも、デイキャンプでは大きな強みだ。

ホンダ Super-ONE…ホンダアクセスホンダ Super-ONE…ホンダアクセス

リアゲート部分に「テールゲートタープ」を取り付けることで、クルマの後部にくつろぎのスペースを作ることもできる。展示車両ではフリード用を流用し、吸盤を追加するなどの工夫が施されていた。

大がかりなタープを展開しなくても、短時間でデイキャンプの準備を整えられるのがうれしいところ。EVバッテリーを利用した電化キャンプと組み合わせて、簡単かつ手軽なデイキャンプを実践するには絶好の活用例だ。

◆アクセサリーと工夫でホンダ車のアウトドア性能が広がる

NSXでデイキャンプ!? ホンダアクセスが提案する車中泊&アウトドア活用術NSXでデイキャンプ!? ホンダアクセスが提案する車中泊&アウトドア活用術

さまざまなホンダ車で、それぞれのアウトドア体験ができることを提案したホンダアクセスのアウトドア体感撮影会。純正アクセサリーパーツを活用することで、車中泊やキャンプがより快適で充実したものになることもわかった。

アウトドアはクルマの楽しみ方を大きく広げてくれる。定番のミニバンはもちろん、軽自動車やBEV、さらにはスポーツモデルでも装備と工夫次第で可能性は広がる。

当日は会場内で、本田技研工業が開発中のタープチェアも展示された。発売は2026年を予定している。

折り畳み式のフレームを備えたシェルター形状のチェアとタープを組み合わせたアイテムで、アウトドアに加えてスポーツ観戦などでも活躍しそうだ。おしゃれなデザインに加え、約5分で組み立てられる手軽さも魅力。発売が待ち遠しいニューアイテムとなっていた。

ホンダはクルマだけでなく、さまざまな方向からアウトドアユーザーをサポートしようとしている。クルマを拠点としたアウトドア体験を、より多くのユーザーに楽しんでほしいという思いが伝わるイベントとなった。

《土田康弘》

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