DSオートモビルは、フランス大統領向けの新たな専用車、『DS N°7 エリゼ』を発表した。
【画像】フランス大統領向けの新たな専用車『DS N°7 エリゼ』
第五共和政の始まりから、DSおよびSMモデルはフランスの歴史的な節目を支えてきた。ド・ゴール将軍が使用した「DS 19」や、シャプロンが手がけた大型大統領用サルーンから最新モデルに至るまで、この歴史的な協力関係はフランスの卓越した技術力を国家の最高レベルで体現してきた。
フランス大統領向けの新たな専用車『DS N°7 エリゼ』
DS N°7 エリゼは、大統領府の仕様を満たす完全装甲を備える。標準の『DS N°7』と比べてホイールベースを25cm延長し、後部座席に極めて広いスペースを確保した。足回りも全面的に見直され、乗り心地・操縦性・耐久性のバランスを高次元で両立する専用ハイドロニューマチック(油圧空気式)サスペンションを採用。ショックアブソーバーはフランス国内で開発・調整されている。
そのほか大統領車に必要な装備として、着脱式旗ポール、特別な光信号装置、車内セキュリティ機器なども備える。
後部座席は大統領の執務に対応したモバイルオフィスとして完全に再設計されており、リアサイドウィンドウのスモーク濃度は用途に応じて調整可能だ。
フランス大統領向けの新たな専用車『DS N°7 エリゼ』エクステリアはフランス共和国のアイデンティティを表現するため、専用色「リバティブルー」を採用。イルミネーション付きグリル「DS ルミナスクリーン」はフランス国旗の青・白・赤に点灯し、ボンネットバッジ、リアテールゲートトリム、ホイールセンターキャップにも三色が配される。
インテリアには高品質な素材と職人技が結集されている。天井部分はアルカンターラのライトグレーを基調とし、エターナルブルーのナッパレザーとアルカンターラを組み合わせたウォッチストラップ形状のシートや、ドアパネルとのコントラストが美しい。ダッシュボードにはマリアンヌの肖像をレーザー刻印したアッシュウッドトリムを採用。「RF」の刺繍やライトゴールドのパールステッチによるトリコロールアクセントが、車両の唯一無二の個性を際立たせる。
DS N°7 エリゼはフランス国内の産業力を結集した車両でもある。装甲・車体製造はブルターニュ地方のサンティゴン、バッテリーはオー=ド=フランス地方のACC、電動モーターはグラン・テスト地方、サスペンションはオクシタニー地方、オーディオシステムはオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地方でそれぞれ開発・製造されている。
パワートレインはDS N°7 AWDロングレンジをベースに、97.2kWhバッテリーと350馬力の100%電動「E-TENSE」を搭載。2基の電動モーターで4輪を駆動する。
なお、市販版のDS N°7も販売開始に向けて準備が進んでいる。WLTP複合サイクルで最大740kmの航続距離を誇る100%電動E-TENSEバージョンと、CO2排出量120g/km以下のハイブリッドバージョンを用意。DS ドライブアシスト2.0、DS ナイトビジョン、DS ピクセルビジョン、拡張ヘッドアップディスプレイなど最新技術を搭載し、9月に販売開始予定だ。




