ボルグワーナーのDCTシステム、中国二輪車メーカーに採用…2027年に量産開始

ボルグワーナー(イメージ)
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ボルグワーナーは、中国の二輪車メーカーにデュアルクラッチトランスミッション(DCT)システムが採用されたと発表した。量産開始は2027年第3四半期を予定している。

今回供給するのは、排気量500cc超の二輪車および四輪車向けに、デュアルクラッチ、油圧制御モジュール、クラッチ制御ソフトウェアを組み合わせた一体型のシステムソリューションだ。燃費性能の向上と、より優れたライディング体験の実現を目指す。

二輪車業界では自動変速機への移行が加速しており、DCT技術への関心が高まっている。オートメーテッド・マニュアル・トランスミッション(AMT)や無段変速機(CVT)と比べ、DCTはより滑らかな変速と高い伝達効率を実現できる。特に大排気量の高性能二輪車に適した技術として評価されている。

ボルグワーナーはこれまでに乗用車向けDCTを累計約1000万基供給してきた実績を持つ。この技術力と生産体制を基盤に、二輪車専用DCTシステムの開発・市場投入を進めている。

今回の受注は、同社が主要コンポーネントのサプライヤーからシステムレベルのソリューションプロバイダーへと進化していることを示すものだ。中国市場での顧客支援にとどまらず、欧州や北米をはじめとする海外市場への展開にも貢献するとしている。

ボルグワーナー副社長兼バッテリー/チャージングシステム本部長のヘンク・ファントゥアナウト氏は、「自動変速機技術の普及は今後も二輪車市場で加速し続けると確信している。実績あるDCT技術とシステムインテグレーション能力を活かし、中国の顧客によるDCTシステムの量産化を支援するとともに、二輪車向け自動変速機技術のさらなる発展に貢献していく」と述べた。

《森脇稔》

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