アストンマーティンと英国の名門バイクメーカーであるブラフ・シューペリアは9月9日、初の公道向けバイク『AMB 002ロードスター』を発表した。
【画像】アストンマーティンとブラフ・シューペリアの『AMB 002ロードスター』
両社は2019年にサーキット専用スーパーバイク『AMB 001』を、2022年に『AMB 001 Pro』を発表しており、AMB 002はその流れを受け継ぐ初の公道モデルとなる。
◆アストンマーティンのデザインを随所に反映
アストンマーティンとブラフ・シューペリア初の公道向けバイク『AMB 002ロードスター』
AMB 002のボディはカーボンファイバー製で、流麗なラインとコンパクトなプロポーションが特徴だ。アストンマーティンのデザインスタジオが手がけた曲線美は、カーボンファイバー製燃料タンクやサイドフェアリングに表れている。
サイドには三日月形のエアスリットを設けてエンジン冷却と整流を両立。リアのライトブレードはアストンマーティンのハイパーカー『ヴァルカン』『ヴァルキリー』『ヴァルハラ』と同タイプを採用する。ツインオーバルマフラーのヒートシンクは『ヴァンキッシュ』『DB12 S』『DBX S』のエキゾーストフィニッシャーデザインを踏襲している。
キーレス機能、バックライト付き点火ボタン、手縫いレザーシートパッドなど、アストンマーティンの量産車に通じる高級感も備える。
アストンマーティンとブラフ・シューペリア初の公道向けバイク『AMB 002ロードスター』◆新開発の1083cc Vツインエンジンとチタンフレームがポイント
エンジンは新開発の1083cc 4ストローク水冷Vツインで、最高出力130bhp、最大トルク110Nmを発生する。低中回転域での力強いトルクと滑らかな高回転フィールを両立し、公道での扱いやすさと爽快な走りを追求した。エンジンはフランス・トゥールーズにあるブラフ・シューペリア本社でCNC加工・組み立てが行われる。
フレームはチタン製のビレット削り出しで、重量はわずか5kg。ブラフ・シューペリア独自のバックボーン構造を採用し、前後50:50の重量配分を実現している。車両重量は190kgで、重心を極限まで低く抑えた設計だ。
アストンマーティンとブラフ・シューペリア初の公道向けバイク『AMB 002ロードスター』フロントサスペンションには、ブラフ・シューペリア独自のダブルウィッシュボーン式「フィオールフォーク」を採用。従来のテレスコピックフォークとは異なり、ステアリング力とブレーキ力を分離することで、フロントエンドのジオメトリーを精密にコントロールする。コーナリング中のブレーキング時にも高い安定性を発揮するという。
◆300台限定、2027年第3四半期から納車
アストンマーティンのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは「AMB 001とAMB 001 Proで前例のないサーキット専用バイクを生み出してきた。AMB 002は、彫刻的で官能的、そして所有欲をかき立てるマシンへの情熱を鮮明に表現したものだ」とコメントした。
アストンマーティンとブラフ・シューペリア初の公道向けバイク『AMB 002ロードスター』ブラフ・シューペリア・モーターサイクルズのプレジデント、ティエリー・アンリエットは「このバイクはデザインと走りの両面で唯一無二の存在だ。軽量で精密な刃のような感覚と、新エンジンが生み出す高揚感が融合している」と述べた。
AMB 002ロードスターの生産台数は300台限定で、すべて1台ずつ手作業で製造される。受注はすでに開始されており、納車は2027年第3四半期を予定している。




