トーヨータイヤは9月17日、2027年1月にサウジアラビアで開催される「ダカールラリー2027」において、Toyota Motor Europeが「Dakar Future Mission 1000」に投入する水素燃料電池車両「DKR GR FC Hilux」に、ピックアップトラック/SUV用タイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R」を供給すると発表した。
DKR GR FC Hilux
1978年から開催されているダカールラリーは、世界でも有数の過酷なオフロード耐久ラリー競技として知られる。寒冷な山岳地帯から灼熱の砂漠まで、気象条件や路面状況が刻々と変化する厳しい環境のなか、ドライバーは道なき道を緻密な運転と正確なコース取りで走破する。「Dakar Future Mission 1000」は、ダカールラリーにおいて水素や電動化など、次世代モビリティ技術の性能や耐久性を検証することを目的とした、新技術の実験車両向けカテゴリー。独自の競技形式を採用し、全10ステージ、合計1,000kmの競技区間でタイムを競う。
DKR GR FC HiluxDKR GR FC Hiluxは、ダカールラリーのトップカテゴリーで実績を持つ「DKR GR Hilux」をベースに、トヨタの水素燃料電池システムを搭載した車両。Dakar Future Mission 1000への参戦を通じ、燃料電池技術の性能、安全性および信頼性の実証を目指す。この参戦は、トヨタが推進するモータースポーツでのカーボンニュートラル実現と、水素関連技術の可能性拡大に向けた取り組みの一環と位置づけられている。
DKR GR FC Hilux x OPEN COUNTRY M/T-R今回供給されるOPEN COUNTRY M/T-Rは、悪路走破性を追求するとともに、耐久性と耐摩耗性を向上させたタイヤ。環境負荷の低減に配慮したサステナブル素材も採用している。トーヨータイヤは、過酷な環境で行われるダカールラリーにおいてDKR GR FC Hiluxの走行を足元から支え、燃料電池技術のさらなる可能性の検証に貢献する。
OPEN COUNTRY M/T-ROPEN COUNTRY M/T-Rは、ダカールラリーをはじめとする世界有数のラリーレイド競技における使用を想定し、特別にチューンアップされた仕様だ。これまでのラリー参戦で得た知見を生かし、硬い岩場や柔らかい砂場、滑りやすいぬかるみなど、路面状況がさまざまに変化する厳しい環境を高速で走行する際の悪路走破性や耐外傷性などを向上。また、再生ビードワイヤーや再生カーボンブラックなどを含む、製品重量の23.8%にサステナブル素材を使用している。
トーヨータイヤは、オフロードレースへの参戦を通じて得た知見をピックアップトラック/SUV向けタイヤの開発に生かし、商品の性能向上に取り組んでいる。今後もモータースポーツ活動を通じてサステナブルな製品開発技術の研鑽を図るとともに、レースで培った知見を生かし、より高性能・高品質で魅力的な製品をグローバルに届けていくとしている。




