ESTトレーディングは、フランスの老舗自動車関連用品メーカー、ジュベール グループと、同社が展開する「ポレール(POLAIRE)」ブランド製品の日本国内における独占販売代理店契約を締結した。
2026年冬シーズンより、乗用車向け布製タイヤチェーン「ショーセブン アルティメット」「エッセンシャルソック」、およびトラック向け布製タイヤチェーンの3アイテムを販売する。全国のカー用品店、ホームセンター、オンラインショップなどを通じて展開し、今後は樹脂製スノーチェーンやその他カーアクセサリーへとラインナップを順次拡充していく予定だ。
■業界初、ケブラー繊維を織り込んだ高耐久モデル
上位モデルの「ショーセブン アルティメット」(メーカー希望小売価格2万0500円~2万4000円・税抜)には、高性能アラミド繊維「ケブラー」が織り込まれている。ケブラーは防弾用途や航空・宇宙分野にも採用される素材で、軽量でありながら高い強度を持ち、切れにくく伸びにくい特性を持つ。ベースとなるポリエステル生地にケブラーを立体的に織り込むことで、摩耗しやすいトレッド部分の強度を高め、優れた耐久性と安定した走行性能を実現している。
生地強度は欧州の新規格EN16662-2の要求値である3.6daN/mmを大きく上回り、認証試験ではドライアスファルト路面で駆動輪装着時120km、非駆動輪装着時150kmという走行耐久基準をクリアした。
雪上比較試験では、加速・制動の総合性能で9mm金属チェーンと同等レベルを記録し、制動性能では金属チェーン平均を12.5%上回った。氷上比較試験では、3PMSF認証を取得したプレミアムタイヤの平均値に対し、加速・制動の総合性能で約25%高い結果を記録している。
■布製タイヤチェーンの市場シェアが急拡大
タイヤチェーン市場では、金属チェーンや従来型の非金属チェーンから布製タイヤチェーンへの需要シフトが進んでいる。大手自動車用品店での販売数量に占める布製タイヤチェーンの構成比は、2020年頃の約10%から2024年には約40~45%まで拡大した。
拡大の背景には、タイヤにかぶせるだけで装着できる簡便性、軽量でコンパクトな収納性、ホイールや車体を傷つけにくい柔らかさ、走行時の振動の少なさなどが挙げられる。消費者が製品に求める基準も「装着のしやすさ」から耐久性・制動性能・フィット感へと移行しており、ESTトレーディングはこうした市場の変化に対応するためポレールの日本導入を決定した。
■2026年リリース商品と価格
販売する3アイテムはいずれも日本チェーン規制適合品だ。「ショーセブン アルティメット」(ケブラー繊維採用)は10サイズ展開で2万0500円~2万4000円(税抜)、エントリーモデルの「エッセンシャルソック」は9サイズ展開で1万3500円~1万4400円(税抜)、トラックモデル(11R22.5)は3万8000円(税抜)となっている。2027年以降はさらにサイズを追加する予定だ。
■ジュベール グループとポレールについて
ジュベール グループは1928年創業のフランスの自動車関連用品メーカーで、世界45か国で事業を展開し、約1500名のスタッフと約3万点のSKUを擁するグローバル企業だ。グループ拠点工場はISO 9001認証を取得し、フランス北部、モロッコ、チュニジアの拠点ではIATF16949も取得している。「ポレール」は1999年に誕生し、2013年よりジュベール グループの一員となったカーアクセサリーブランドだ。
ESTトレーディングは2019年に始まった欧州製自動車用品の輸入・販売事業を基盤に、2024年9月に設立された。全国の法人向け卸売販売とECプラットフォームを組み合わせたオムニチャネル展開を強みとしている。なお、これまで取り扱ってきたスペインのイッセ社製「イッセ・スノーソックス」については引き続き販売する。




