WILLER EXPRESS、荒天時に運休確定前でもキャンセル料無料・全額返金の新サービスを正式発表

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高速バスを運行するWILLER EXPRESS(ウィラーエクスプレス)は、台風や大雪などの荒天が見込まれる際、運休が確定する前でもキャンセル料なしでキャンセル・全額返金できる取り組みを、本格的な台風シーズンを前に正式発表した。

■「条件付き運行」とは

同社のグループ予約システム「WiLL(ウィル)」上で「条件付き運行」と判定された便が対象となる。「条件付き運行」とは、天候や道路状況などを踏まえ、現時点では運行を予定しているものの、今後の状況によっては運休となる可能性がある便を指す。

対象便については、最終的にバスが運行した場合であっても、運休確定前に利用者がキャンセルした場合はキャンセル料(違約金)を全額免除し、返金する。

■導入の背景

荒天時の運休判断は安全性を最優先に行うため、出発直前となるケースがある。一方、利用者にとっては運休が確定するまでの間にも、宿泊施設やイベントなどの予定変更を判断しなければならない場面がある。

実際に台風接近時には、カスタマーサポートへの問い合わせ数が通常月の約2倍に増加するなど、荒天時の運行状況や予約変更に関する問い合わせが増える傾向にある。

こうした課題を踏まえ、同社は利用者自身が予定に合わせて早めに判断できる選択肢として、2026年1月より本仕組みの運用を開始した。

■突発的な天候急変にも対応

近年は台風だけでなく、局地的な豪雨など突発的な天候急変も発生している。高速バス自体は運行できる状況であっても、鉄道や路線バスなど他の公共交通機関が運休・遅延することで、利用者が乗車地までたどり着けないケースも想定される。

実際に2026年9月8日に名古屋で発生した豪雨や、8月13日に千葉県で発生した豪雨の際にも本仕組みを活用した。

■取り組みのポイント

「条件付き運行」と判定された対象便は、利用者の判断でキャンセルでき、最終的にバスが運行した場合でもキャンセル料は全額免除される。予約システム「ウィル」と連動してキャンセル・返金手続きをスムーズに処理する仕組みで、事前の申し込みや利用料、オプション費用は一切かからない。なお、銀行振込による返金の際に振込手数料が発生する場合は利用者負担となる。

同社は「荒天時にも安心して移動の計画を立てていただけるよう、今後もお客様の声や運用状況をもとにサービスの改善に努める」としている。

《森脇稔》

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