全国レンタカー協会監修・イード編集及び発行の「2026自動車レンタリース年鑑」の発刊を記念して、レスポンスビジネスでは年鑑の特集からレンタカー業界の注目キーパーソンインタビュー紹介します。レンタカーはコロナ禍の2021年を除いて、30年以上ずっと右肩上がりが続くモビリティサービスの優等生。この成長の要因と課題。成長の先にある未来のモビリティのヒントが語られます。「2026 自動車レンタリース年鑑」にはすべてのインタビューおよび業界トレンドを分析する特集、法令、レンタカー事業者の一覧などが収録されています。ぜひお手にとってみてください。
「2026自動車レンタリース年鑑」はこちらからAVIS・Budgetの知名度と独自DXで挑む
インバウンド時代のレンタカー経営
株式会社イデックスオート・ジャパン 代表取締役会長
髙田 敏道(たかだ としみち)
1958年、福岡県生まれ。福岡県立福岡工業高校卒業。1977年に新出光石油へ入社し、SS運営やカーライフ事業に携わる。福岡支店SS課長、カーライフ部長、南九州支店長などを歴任。2011年4月、㈱イデックスオート・ジャパン(IAJ)の設立準備委員長に就任。同年10月のIAJ設立と同時に代表取締役社長に就任し、事業基盤の構築と成長を牽引。2026年4月よりIAJ代表取締役会長就任。趣味は仏閣巡りと愛犬との散歩。
◆グローバルブランドのマスターライセンスを獲得
──まずは、御社の成り立ちと現在の事業規模についてお聞かせください。
髙田代表取締役会長(以下、髙田氏):当社は、創業101年目を迎えた新出光を親会社に持つグループ企業で、2011年に設立されました。母体となったのは1985年に九州一円で事業を開始した「バジェット・レンタカー九州」で、レンタカー事業としては今年で41年目を迎えます。現在は、「バジェット(Budget)」と「エイビス(AVIS)」のデュアルブランドを展開しており、22のFC法人により、全国112拠点を展開しています。そのうち24拠点は九州を中心とした当社の直営店です。戦略としては、お膝元である九州ではグループの整備工場やSS(サービスステーション)とのシナジーを活かした垂直統合モデルを推進し、全国的には地域密着型のFC展開を広げていくという形を取っています。
──エイビスとバジェット、二つのブランドの特徴を教えてください。
髙田氏:エイビスは1946年にビジネス客やプレミアム層をターゲットとして生まれました。バジェットは1958年に価格を重視するレジャー客を主なターゲットとして、それぞれアメリカで生まれたブランドです。海外では2011年から統合されていたので、弊社でも2018年からエイビスのマスターライセンスを取得してエイビス・バジェットの両ブランドをひとつの店舗で扱う形態で直営店、一部FC店でも運営しています。最大の強みは、海外での圧倒的な認知度です。エイビス・バジェット・グループは世界157の国と地域、約1万1,000の事業所を持つ世界最大級のネットワークを有しています。特に「エイビス」は高級ブランドとしての地位を確立しており、グローバル企業のビジネス顧客からも直接指名を受けることが多いのが特徴です。
◆店舗オペレーションのDX推進強化
──現在、業界全体で人手不足や効率化が課題となっていますが、御社が特に注力されている取り組みを教えてください。



