車内におけるオーディオ&ビジュアル環境の整え方を、横断的に解説している当連載。現在は「メインユニット編」をお届けしている。今回は、メインユニットに外部機器を繋いで映像系コンテンツを楽しもうとするときの“裏ワザ”を紹介していく。
◆「メインユニット」に「HDMI入力端子」がなく「カープレイ」にも非対応なら…
さて、前回の記事でも説明したように、昨今はストリーミングサービスを活用して車内にて映像系コンテンツを楽しんでいるドライバーが増えている。で、それを実行する際には、「スマホ」か「ストリーミングデバイス」かをメインユニットの「HDMI入力端子」に接続するか、メインユニットが「Apple CarPlay」と「AndroidAuto」(以下、カープレイ)に対応している場合には「車載用Android端末」を使うかがされている。
しかしながら愛用のメインユニットにHDMI入力端子がなく、「カープレイ」にも対応していない場合には映像系コンテンツを楽しめないのかというと、答はノーだ。
モニターを備えたメインユニットは、アナログの映像入力端子を持っている場合がほとんどだ。それが使える。
データシステム・USBKIT CEA940
◆デジタル信号をアナログ信号に変換できれば、状況を変えられる!
というのも、各社から「HDMI変換アダプター」なるものがリリースされている。これを用いるとスマホ等から出力されるデジタル信号をアナログ信号へと変換できる。そしてその変換されたアナログ信号を「アナログ映像入力端子」に繋げばOKだ。
なお、アナログ映像入力端子はリアカメラからの出力ですでに塞がっている場合も多いはずだ。そうであれば「セレクトター」も併せて導入しよう。これを使へば好きなタイミングで映像系コンテンツとリアカメラの映像とを切り替えられる。また、シフトレバーをリバースに入れたときにリアカメラからの映像に切り替わる機能を搭載したものもある。
ところで実をいうとメインユニットがカープレイに対応している場合に、スマホ等から出力されるデジタル信号を「USB」接続にて繋げられるようにする機器も存在する。それを使うと、より快適な動画視聴が可能となる。
データシステム・HDA433◆デジタル映像出力を「カープレイ接続」で受けられるようにすることも可能!?
ちなみに普通カープレイは、映像系アプリには対応していない。しかしデジタル出力を「カープレイ接続」が可能な状態へと変えられるアダプターがあり、それを使うと映像系コンテンツのデジタル信号を「カープレイ対応機」に入力できるようになる。つまり、カープレイ接続でありながらも映像系コンテンツも楽しめるようになる。
ところで車載用Android端末を使う場合も、これに格納してある動画系アプリもカープレイ接続できるようになる。なぜなら、映像系のアプリを使えなくする「リミッター」を解除できる仕組みを持っているからだ。それと同じ仕組みを備えた変換アダプターがいくつかのメーカーから発売されている、というわけなのだ。
なお、これを使う場合はあくまでもカープレイ接続なので、車載機は映像信号を受けているとは認識しないため、走行中でも映像を映し出せる。つまり「テレビキャンセラー」が不要だ。なのでその分総コストも少なくて済む。
ところで、スマホやストリーミングデバイスをHDMI入力端子に繋ぐには「ケーブル」が必要となるが、それをワイヤレスにて接続できるようにする機器もいくつか出ている。ミラーリングの際のケーブルが邪魔だと思っていたら、そのような機器の使用の検討もアリだ。
今回は以上だ。次回は、「市販メインユニット」のエンタメ能力を分析する。乞うご期待。




