宇野自動車(岡山県岡山市)は2026年10月8日(木)、宇野バス全路線45台でクレジットカード等のタッチ決済による乗車サービス「クレカ乗車」を開始する。
岡山県内の交通事業者としては初めての導入となる。これにより、中国・四国地方全県および全国46都道府県での「クレカ乗車」の利用が可能になる。
本サービスは、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したもの。タッチ決済対応のクレジット・デビット・プリペイドカード、またはカードを設定したスマートフォン等を専用端末にタッチするだけで乗車・降車できる。事前の現金準備やチャージは不要だ。
対応する決済ブランドはVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯の7ブランド。
対象路線は美作線、東岡山線、四御神線、国道2・250号線、ネオポリス・瀬戸線、後楽園バスとなっている。
■背景
宇野バスは1998年、路線バス業界で当時初となる運賃値下げを申請し、市内中心部100円運賃を約30年にわたり維持してきた。中国・四国地方初のバスロケーションシステムや、県内初のバス優先レーン、車内Wi-Fiの導入など、先進的な取り組みを続けてきた。
今回のクレカ乗車導入は、キャッシュレス化への対応と利便性向上が目的だ。これまでの決済手段は現金または「ハレカカード」に限られていたが、新サービスによりスムーズな乗降が可能になるほか、カード会社のポイントも貯まる。
■各社の役割
本プロジェクトには6社が参加している。宇野自動車がバスの運行と設備整備を担い、三井住友カードがプロジェクト統括とstera transitプラットフォームの提供を行う。ジェーシービー(JCB)と中銀カードがJCB系ブランドの導入支援、レシップが決済端末・システムの開発・提供、QUADRACが交通事業者向けSaaS型決済プラットフォーム「Q-move」を提供する。
訪日外国人旅行者や県外からの利用者など、多様化する移動ニーズに対応することで、公共交通のさらなる利用促進を目指す。




