30系トヨタ『ヴェルファイア』の購入を機にカーオーディオのシステムアップを計画した槇田さん。広島県のプロショップ「Warps(ワープス)」で大掛かりな加工を避けながら高音質化を目指した。スピーカー交換やDSPアンプの導入によって理想のサウンドを追求する。
◆会社の同僚が乗るオーディオカーの試聴がきっかけ! ヴェルファイアの高音質化を決意
槇田さんがカーオーディオに魅了されるようになったきっかけは、オーディオ好きな会社の同僚の影響だった。
「オーディオに詳しい仲間がいて、いろいろ話を聞いているうちに自分のクルマにも音の良いオーディオを取り付けたくなっていったんです。そんなときに買ったのが現在のヴェルファイアでした」
以前から気になっていた30系ヴェルファイアを購入すると、納車前から計画していた外装カスタムなどを次々と実施して好みのスタイリングに仕上げていった。しかしカーオーディオのシステムアップはその後に計画していたため、少し後回しになっていた。
「そんなときに仲間のオーディオカーを聴く機会があって試聴したんです。本格的にオーディオをインストールしたクルマはあまり聴いたことがなかったのですが、とにかく今まで経験したことがないほどの良い音でした。それまでは仕事用のトラックにサテライトスピーカーを取り付けて満足していた程度だったのに、まったく次元が違う音だったんです。本気でカーオーディオをやりたいと思ったのはそのときでした」
◆ファミリーカーとしての使い勝手を重視! 純正風インストールを基本にオーディオシステムを構築
カーオーディオのグレードアップを考えた際に槇田さんがこだわったのは、専門店で本格的な取り付けを実施することだった。カーオーディオは専門性が高く、理想のサウンドを実現するにはショップ選びが重要だと考えたからだ。
「そこで選んだのが広島県にあるワープスでした。すぐにショップを訪れてオーディオの取り付けについて相談することにしたんです。そのときはヴェルファイアが納車されてまだ3か月でした。他にもいろいろなカスタムメニューを考えていたのですが、オーディオのことが気になって我慢できず、他のカスタムに先駆けてシステムアップの計画をスタートさせました」
ショップでは細かなユニット選びに入る前に、どのようなスタイルでカーオーディオを組みたいのかを伝えている。
「ヴェルファイアはあくまでもファミリーカーなので、その点を考慮して仕上げてほしいと伝えました。またカスタムスタイルは純正のデザインを基本にしてシンプルにまとめたいとも話したんです。事前に調べていたデッドニングも実施したいと要望を出し、それから取り付けるユニットなどの相談を始めました」
オーナーが目指したのは、家族で快適に使えるヴェルファイア本来の機能を損なうことなく高音質を楽しめるシステムだった。そのためスピーカーの取り付け方法やユニットの設置場所にもこだわり、純正の雰囲気を生かしたシンプルなインストールを基本方針とした。
◆フォーカルのスピーカーとゴールドホルンのDSPアンプを導入! 純正の雰囲気を生かして高音質化
今回のシステムアップではフロントとリアのスピーカー交換を中心にメニューを構成した。基本的には純正位置にスピーカーを収めるインナー取り付けを採用し、車内のデザインを大きく変えないスタイルを目指した。ただし3列目のDピラーに取り付けるスピーカーは設置場所の関係からアウター化が必要となったため、この部分も純正風の仕上がりをオーダーしている。
「この時点ではフロントスピーカーをインナー取り付けにしていますが、いずれはAピラーを加工してスピーカーを埋め込むスタイルに進化させたいと思っていました」
スピーカーにはフォーカルのK2パワーシリーズ「KX2E」をセレクト。さらにサブウーファーにも同じくフォーカルの「ISUB Active」を組み合わせ、厚みのある低音からクリアな高音までバランス良く再生できるシステムを目指した。
当初はスピーカー交換を中心に考えていた槇田さんだったが、ショップとの相談を重ねるうちにシステムのさらなるグレードアップへと話が発展する。
「アルパインのナビをそのままヘッドユニットとして使うつもりだったのですが、ショップでDSPの重要性を説明されたんです。システムの中でどのような役割を果たすのかを図に描いて紹介してもらい、音の調整でどんなメリットがあるのかも詳しく教えてもらいました。すると高音質化するためにはプロセッサーが重要だということが徐々に理解できて、最終的にDSPの導入を決めたんです」
こうしてスピーカー交換に加えてゴールドホルンのDSPアンプ「DSPA810 pro V2.0」の導入を決定した。DSPアンプはスピーカーへ送る音声信号を細かく調整できる機器で、車内の音響環境に合わせたサウンドチューニングを可能にする。スピーカー交換だけでは補いきれない音のバランスや定位を整えられることも導入の決め手となった。
スピーカーは先に紹介した通り、基本的にインナー取り付けとして純正の雰囲気を維持。DSPアンプは運転席下、サブウーファーは助手席下のデッドスペースに設置した。これにより車内のスペースを大きく犠牲にすることなく本格的なカーオーディオシステムをインストールできた。ファミリーカーとしての使い勝手と高音質を両立させたいというオーナーの希望に沿った仕上がりとなっている。
会社の同僚が乗るオーディオカーを試聴したことから始まった槇田さんのカーオーディオ計画。フォーカルのスピーカーとサブウーファー、ゴールドホルンのDSPアンプを組み合わせたシステムが決まり、広島県のワープスでインストールが進められた。果たして完成後のサウンドはどのように進化したのか。取り付け後の音の変化やオーナーの感想については次回の後編で詳しく紹介する。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後、出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部に勤務し、独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ、インテリア、アウトドア関連など幅広いジャンルのライティングを手掛ける。カーオーディオ雑誌の編集長も請け負い、現在もカーオーディオを中心に執筆活動を続けている。

![ヴェルファイアの純正デザインは崩したくない! 家族も快適なカーオーディオ高音質化の方法とは?[car audio newcomer]by Warps 前編](/imgs/thumb_h2/2250676.jpg)


