アイシンは、フィリピン・マニラで開催された「第26回ASEANエネルギービジネスフォーラム(AEBF-26)」のアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)ブースに、ペロブスカイト太陽電池を出展した。
今回の出展は、経済産業省 資源エネルギー庁によるAZECの取り組み紹介の一環だ。アイシンは、クリーンエネルギーの地産地消化に貢献する次世代太陽電池として、薄型・軽量で曲面にも設置可能なペロブスカイト太陽電池を紹介する。
開発中の同太陽電池は、薄ガラスを太陽電池基板に用いることで、高性能・高耐久性と軽量化の両立をめざしている。スプレー塗装技術により約1μmのペロブスカイト層を均一に形成し、酸素や水蒸気を通しにくい薄ガラスの特性を活かして、20年以上の耐久性を目標に開発を進めている。
2025年3月から自社工場で発電実証試験を開始しており、社外においても自動車販売店や公共施設などで実証試験を実施中だ。カーボンニュートラルの実現に向けた技術開発を推進していく方針である。
AEBF(ASEANエネルギービジネスフォーラム)は、ASEANエネルギー大臣会合(AMEM)と併催される国際会議・展示会で、政策立案者、企業、投資家、研究機関などが集まりエネルギー協力や投資機会について議論する場だ。2026年は「Clean Energy Unlocked: A Stronger ASEAN」をテーマに、ASEAN地域でのクリーンエネルギー導入拡大や持続可能なエネルギーへの移行が議論された。
AZEC(アジア・ゼロエミッション共同体)は日本が提唱するアジア地域のカーボンニュートラル・ネットゼロ排出に向けた協力枠組みで、日本、ASEAN各国、オーストラリアなどが参加し、各国の実情に応じた多様な道筋で脱炭素化と経済成長の両立をめざしている。




