「まちタク埼玉西部」、坂戸市を中心に運用開始…タクシー8社が電脳交通の「DS配車アプリ」活用

「まちタク ‐埼玉西部‐」出発式
「まちタク ‐埼玉西部‐」出発式全 3 枚

電脳交通は、国土交通省の2026年度「『交通空白』解消等リ・デザイン全面展開プロジェクト」地域交通DX推進タイプの補助対象事業として、坂戸市を中心とする埼玉県南西部交通圏で地域密着型タクシー配車アプリ「まちタク‐埼玉西部‐」の運用を開始した。

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「まちタク‐埼玉西部‐」は、電脳交通が提供する「DS配車アプリ」を活用し、複数のタクシー事業者が連携して車両を手配する共同配車の仕組みを採用している。運用開始時には8社が参画する。

利用者はアプリ上で乗車場所を指定することで、参画する複数のタクシー事業者の中から配車可能な車両を呼ぶことができる。事業者の枠を超えて地域の車両を効率的に活用することで、待ち時間の短縮や配車成立率の向上を目指す。

■背景

坂戸市を中心とする埼玉県南西部交通圏では、買い物や通院、駅への移動など日常の移動手段としてタクシーが利用されている。一方、タクシー業界では乗務員不足や高齢化が課題となっており、限られた車両を地域全体で有効活用することが求められている。

これまで各タクシー事業者が個別に配車を行う中で、利用者が依頼した事業者に空車がない場合でも、他の事業者には対応可能な車両があるケースが生じることがあった。「まちタク‐埼玉西部‐」では、地域のタクシー事業者8社が共同配車に取り組むことで、こうした課題の解消を目指す。

■アプリの概要

運用エリアは埼玉県南西部交通圏の坂戸市・鶴ヶ島市・東松山市・越生町・毛呂山町・鳩山町・小川町・嵐山町・吉見町・滑川町・ときがわ町・ふじみ野市・富士見市・三芳町だ。

参画タクシー事業者は8社165台で、有限会社三芳野タクシー、株式会社千代田交通、株式会社越生タクシー、有限会社坂戸タクシー、日彩交通株式会社、森林公園交通株式会社、観光タクシー有限会社、鶴瀬交通株式会社が名を連ねる。

■DS配車アプリとは

「DS配車アプリ」は、タクシー事業者が自社ブランドや地域ブランドの配車アプリを低コスト・短期間で構築できるサービスだ。既存の配車システムを変更せずに地域アプリへ参画できるため、導入時の負担を抑えながら新たな配車チャネルを追加できる。

大手配車アプリが観光客やインバウンド、出張利用など地域外からの利用者獲得に強みを持つ一方、「DS配車アプリ」を活用した地域アプリは地域住民の日常的な移動を支える役割を担う。両者を組み合わせることで、タクシー事業者は地域内外の多様なニーズに対応し、売上機会の最大化を図ることができるとしている。

電脳交通は2015年12月設立。従業員220名(2026年1月時点)、資本金1億円。ウーバー・テクノロジーズやNTTドコモ・ベンチャーズ、三菱商事など多数の企業が株主に名を連ねる。

《森脇稔》

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