【東京モーターショー出品車】スバル、次次世代ツーリングワゴン『FLEET-X』航空機デザインをモチーフに

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FLEET-X

スバルブース、来年発売される予定のインプレッサのデザインスタディが出現することが期待されたがこの『FLEET-X』は残念ながら「次期インプレッサを示唆するデザインではない」(デザイン部主査若尾文男氏)というレガシィサイズのツーリングワゴンだ。

デザインの特徴は、航空機のデザインを多くモチーフにしていることにある。もちろん富士重工がもともと航空機の会社で現在も航空機を設計・生産していることが活かされていることは言うまでもない。「空力は今後も省燃費という面で無視できません。グラスルーフの採用、双胴風のボディ、リアコンビランプ、そしてルーフのダブルバルブなどいずれも航空機のデザインです」(前出若尾氏)

もっともスバルは「走りの性能とスペースユーティリティを高次元でバランスさせたワゴンこそ、グランドツーリングカーの理想形である」としてこの『FLEET-X』を“グランドツーリングカー”を称している。

メカニズムの特徴は、新開発の次世代ボクサー4気筒エンジンを採用していること。前後長を短縮してクラッシャブルゾーンを確保すると同時に新排ガス規制を余裕でクリアする。つまり、スバルは次次世代のレガシィ、インプレッサにもボクサーエンジンと4WDシステムの組み合わせを採用する、という宣言ともとれるのだ。

デザイン同様、「この新型エンジンも2000年新インプレッサには搭載されない」(商品企画室主査榎本一成氏)ということで、新インプレッサには現行レガシィの機構を流用することは確定のようだ。

全長4600×全幅1760×全高1430mm
ホイールベース2670mm

エンジンの最高出力180ps/6800rpm
最大トルク20.0kg-m/5600rpm
10/15モード燃費15.2km/リットル

タイヤサイズ195/40ZR19

外面パネルにアルミ、リヤゲートガラスなどに樹脂ガラス、骨格にスチールなど、スバル独自のマルチマテリアル技術により軽量化を実現。なんと車両重量は1050kgしかない。

《三浦和也》

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