【エレクトロニクスショー'99 vol. 5】松下電器/松下通信のITS解説ビデオに『アレ』がうつっていた?

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去る10月5日から9日まで開催されたエレクトロニクスショー'99(主催:社団法人日本電子機械工業会)において、松下電器産業/松下通信工業ブースではETC車載機の展示のほかに、自社ITS技術を紹介するVTRを常時放映していた。このビデオのなかで興味深かったのが“AVI”技術に触れた箇所だ。

AVIとは個体認識システムのことで、NシステムやTシステム(旅行時間計測システム)の車両識別装置に応用されており、日本のITSにおける「交通監視」システムを支える基幹技術である。


右上のカメラ群がAVI路上端末だ

道路の路線上に設置されたAVI(外観はカメラ)が、移動体(車両)を検知し、さらに移動体(車両)があらかじめめ設定された車両撮影地点に車両が到達したタイミングでカメラ(及びストロボ)のトリガーを引く役割を果たすというもの。


カメラが車両を認識

ナンバー部を抽出し、情報を解読!!!

AVI技術が早期から投入されたNシステムの場合は、これが高度画像処理システムと組み合わされ、撮影した画像ナンバー部を切り出した上でOCR処理。テキスト化されたナンバー情報は通過時間記録とともに中央装置の収録された手配車両と照合されるほか、光ディスクにデータベース化される。

もちろんNシステムに限らず、類似システムであるTシステム、高速道路料金所入口に設置された車種判別カメラなどにもAVI技術が応用されている。

さて本題のVTRのハナシに戻る。このVTRではAVIユニットの外観などにとどまらず、実際のモニター画面が表示されたのだった。

画面に映ったインターフェイスは、Tシステムのものと思われるが、その多彩な操作メニューから単に「複数の異なる地点に設置されているCCDカメラで通過車両のナンバーを全て記録。サンプルの移動時間をもとにして、路上の電光掲示板等の道路情報を提供しようとするもの」とは異なる印象を与える。

ともあれ警察当局主導により開発・運用されてきたせいか、秘密のベールにつつまれたAVIシステムの情報がこのような場で公開されるのは国民にとって好ましいことだ。今後のさらなる情報公開に期待したい。

《小谷洋之》

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