パソコンもクルマもソフトが決め手!! GM会長のさりげない“公式発言”

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ゼネラルモーターズ(GM)のジャック・スミス会長兼CEOが19日の会見で興味深い発言をした。会見の趣旨はいすゞ、スズキとのパートナーシップやアジア戦略を強調したものだったが、スミスCEOは「GMのもう1つの重要な戦略は、成熟した北米市場での販売を伸ばすことだ」と述べ、市場の見通しについて「自動車のコミュニケーション性やエンターテイメント性が高まってくるだろう」と予想したのだ。

大宇の買収や新たな提携話にしか興味がない大半の経済記者は、スミス氏の発言を聞き流したようだ。しかし、聞きようによってはコンピューター産業と同じように、自動車産業のソフト化が加速する、との意味にとれる。エンジン、車体制御から衛星インターネットまでソフトの果たす役割は確かに高まる一方だ。「GMはヒューズ・エレクトロニクスなどと共同で(こうした動きに)取り組んでいく」とスミスCEO。自動車業界は経営規模の拡大を狙った国際再編の真っ最中だが、生き残りをかけたソフト戦争も水面下で始まっている。

《編集部》

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