ホントに省燃費車は普及しているの? ガソリン販売量は増加

自動車 社会 社会

通産省資源エネルギー庁が26日発表した今年度上半期のガソリン販売量は、昨年の同じ時期に比べて2.6%多い2918万キロリットルとなった。

省燃費をうたう新車が徐々に浸透してゆく中、それでもガソリン使用料が増えたのは、最大のレジャーシーズンであるゴールデンウイークが日数的にも天候的にも恵まれたことから一般ドライバーがクルマででかける機会が増えたことが主な要因と考えられる。また8月、9月も例年にくらべ天候にめぐまれたことから車で帰省やレジャーにでかける人が多かったようだ。

いっぽう、軽油の販売量は前の年の同じ時期に比べ0.4%少ない2165万キロリットルと逆に減少した。しかし、98年度上期の実績が前の年の同じ時期に比べ4%も減少したのに比べると、今年度は減少幅が縮小しわずかではあるが改善の方向を示したといえる。 最近の軽油販売量は、8月、9月がいずれも昨年の同じ月を上まわり順調に増えている。軽油の消費量は貨物運送量のうごきと連動することから軽油販売の最近の増加は、景気回復を示すひとつの材料であるともみてとれる。

だが、ディーゼル車の保有台数の伸び幅がガソリン車ほどではなくなってきていることや、事業者が物流の合理化を進めていることなどを考えあわせると「軽油の販売量がこのまま伸びていくかどうかは不透明」(資源エネルギー庁)だという。このため、軽油の販売量は景気動向とは関係なく、当分の間は横バイで動く可能性がある。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る