スズキ、千葉に15万平方メートルの納車整備センター

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スズキは4日、千葉県匝瑳(そうさ)郡光町のひかり工業団地に納車整備を行うための「納整センター」を設置することを決め、工業団地整備事業者の千葉県企業庁に分譲を申し入れた。2000年12月の稼働をめざす。

納整センターは、従来、各ディーラーが独自に実施していた洗車や用品類の取り付けを集中して行うとともに、モータープールを併設していることで在庫調整の役割も担う。

スズキではすでに相良(静岡)、豊川(愛知)、苫小牧(北海道)、近畿(三重)、九州(福岡)の5カ所の納整センターを稼働させており、今回の千葉が全国で6カ所目となる。

千葉納整センターは敷地面積が15万平方メートル、建物の延べ床面積は6500平方メートル。約60人の従業員で納整業務を行い、フル稼働時で月間6000台を処理する。整備後の車両は、千葉、茨城、栃木、群馬、福島、埼玉の各県のディーラーに配送する。

通常、工場から出荷される車両には錆やキズを防止するための特殊な塗装が施されており、ディーラーではこれを洗い流す作業が必要とされていた。用品類の取り付けも通常業務の中では結構、煩雑な作業となるため、納整センターの稼働によりディーラーは販売業務に集中できるというメリットがある。

千葉センターが稼働すれば、スズキ全体の納整センター経由比率は6割から7割に高まる。同社では今後、東北地方や中国地方西部、四国地方などにも納整センターを設置する計画だ。

こんなことで物流コストが安くなり、これが車両価格に反映され、さらに納車までの期間が短縮されるなら大歓迎だ。

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