ジャック、ネットオークション月1万台規模に拡張へ

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中古車買い取りおよび販売の(株)ジャックは、業者向け中古車オークションを開催する(株)日本オートオークション(JAA)とインターネットでの中古車オークション事業で提携した。

ジャックは現在、一般消費者を対象に毎週日曜正午より『プライスダウンオークション』として、15分ごとに出品車の値段が下がっていく方式のオークションを開催している。現状では週100台の出品数だが1ヶ月以内に週200台に台数を増やし、JAANETの会員である中古車小売業者も落札できるようにする。

さらに来春にはJAAが開催している衛星をつかったテレビオークション『JAANET』に出品されるクルマも合流させて週約2500台、月間1万台規模のインターネットオークションに拡張する予定。

また、ネット上のプライスダウンオークションで売れ残ったクルマは、翌月曜日に開催されるJAANETテレビオークションに再出品される。

「一般のお客さんには、中古車を販売する業者と同等の格安の値段でクルマを買っていただけることになります。また、中古車業者さんは中古車を店頭に置いたまま、日曜日のプライスダウンオークション、月曜日の衛星オークションに出品できるメリットがあります。業者さんにとっては、一般消費者が参加することにより、同業者のみが参加していたオークションよりも高くクルマを売れるチャンスが拡大するのです」(ジャック上山副社長)

「現在のジャックさんのプライスダウンオークションの盛況により、ネットでの商行為(売買)が可能になりつつある、という認識を持つようになりました。今回の提携はJAAによる中古車検査業務を売ってゆくというビジネスの一環です」(JAA企画室早原氏)

新車と違い中古車は市場原理で価値が変わる商品だけにインターネットにより親和性が高い。週2500台、月1万台規模のインターネットオークションともなれば、国内最大規模になる。数十万〜数百万という商品がこれだけの数量動くとなると、中古車業界だけでなく、eコマース全体にしてみても注目に値する提携である。

《三浦和也》

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