アウディTT回収騒ぎ、本社と運輸省との板挟みで苦悩するアウディ・ジャパン

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アウディTTがヨーロッパで事故が相次ぎ、独アウディAGが自主回収による改善対策を発表した後、日本で未対策車を販売したことに対してアウディ・ジャパンはその後の対策でとまどっている。

運輸省はアウディジャパンが輸入業務を委託しているフォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(VGJ)に対して、事故の詳細と国内での対策について調査、アウディ・ジャパン、VGJはこれに対して国内でもアウディAGが発表したのと同様の対策を実施する予定で詰めていると回答した。

これに対して運輸省は「事故発生時のスピードについて」の報告を求めた。と言うのも事故が時速200km/hで起こったという話があり、それなら「日本での対策の必要は無い」からだ。しかし、アウディAGの事故の発表では「事故はハイスピードで発生」として、実際の事故が何キロで起こったかを明らかにしていない。

アウディ・ジャパンとしても運輸省に報告したくても出来ない状態で、困っているところに運輸省から「早く報告に来い」と矢のような催促。運輸省とのやり取りでも「ユーザーには説明する」としたが、これに対して「そんな消極的ではダメ。消費者に積極的に知らせろ」とお叱りを受ける始末。アウディ・ジャパンでは今週中に運輸省に出向いて事故の詳細と改善対策とその時期、告知方法を報告する予定だ。

メルセデス・ベンツAクラスの横転事故による生産中止などの事例があっても、メーカーが消費者に事故の実態を隠そうとする姿勢は変わらないようだ。

《レスポンス編集部》

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