東南アジア向け輸出が復調、日本メーカーに好材料か

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ASEAN(東南アジア諸国連合)向けの自動車輸出が順調な立ちなおりを見せてい る。大蔵省が毎月まとめている貿易統計速報によると、今年度上半期のASEAN向け輸出は昨年の同じ時期にくらべて2.3倍の9万9千台となった。また、最もあたらしい10月の実績でも昨年の同じ月にくらべ97.8%増の1万9千台と約2倍のペースを保った。

韓国、台湾などのアジアNIES(新興工業国群)や中国むけの輸出はマイナスが続く低調ぶりだが、ASEANの急速な回復ぶりがそれらアジアの国のマイナス分をカバーしているかっこうだ。

しかし、経済危機の直前である96年のASEANむけ輸出実績は45万台。今年、急速な回復を見せているとはいえその前の落ち込み幅はあまりにも大きく、今年前半の輸出台数は前述の通り10万台を割り込んでいる。

後半も今の回復ペースを保ったとしても、年間25万台を超えるかどうか、といったところ。ASEANをおそった通貨危機の影響のすごさが今さらながら実感される。

《編集部》

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