グリーン化イベント国会議員であふれる!! なぜ?

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運輸省は、グリーン化税制の実現を目指して東京都千代田区の日本海運倶楽部で「地球環境とクルマ社会の共存を語る集い」を開催したが、そこに自民、自由、公明の与党三党の国会議員が相次いで参加した。

イベントを主催したのは、「地球環境とクルマ社会を考える市民の会」「運輸低公害車普及機構」「交通エコロジー・モビリティ財団」の3団体。二階運輸大臣、清水環境庁長官が出席したことから、事務次官など運輸省や環境庁の幹部がほとんど顔を揃え、会場は満杯。一種異様な雰囲気に包まれた。

イベント自体は、大学教授や運輸省関連の団体などがグリーン化税制の必要性を訴えた短い講演だったが、講演のあいまに国会議員が相次いで登壇し、「できることからとしてグリーン化税制を」と訴えた。

グリーン化税制は、政府、自民党の税調で来年度実施は見送ることでほぼ決まっている。加えて、グリーン化税制は議員に利益を享受してくれる業界団体もいない。それなのに何故、国会議員が相次いで参加したのか、みな首を傾げていた。

関係者の幹部は「グリーン化というと聞こえが良い。グリーン化税制は反対しても誰もグリーン化に反対とは言えない。それに世論調査でもグリーン化税制賛成が圧倒的に多い」と分析する。「どうせグリーン化税制の実現性は乏しい中で、一生懸命実現を応援したとアピールすれば総選挙が近いと言われる中で、プラスのイメージが働くと考えたのでは」との声も。

自民党の税制調査会が開かれ、今日15日の夜には、グリーン化税制の可否が決定する。

《レスポンス編集部》

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