通産省資源エネルギー庁は「燃料電池実用化戦略研究会」を24日に立ち上げる。燃料電池車のほか、住宅用燃料電池の普及にむけた“戦略”を自動車メーカーや燃料電池メーカー、エネルギー業界などの民間企業を集めて考えるという。
電気自動車やメタノール車、天然ガス車など従来の低公害車の普及状況は3万台弱と政府の2000年目標である約50万台の普及からはほどとおい状況。通産としては究極のクリーンエネルギー車”として本命視されている燃料電池車については、低公害車の二の舞いは避けたいところだ。
研究会は月1回のペースで開催し来年3月には研究会報告をまとめる予定。エネルギー業界にも電気、石油、ガスとそれぞれに思惑があるなかで、自動車メーカーをまじえてどのようなかたちで議論がまとまるのか注目される。