日本の方針が決まった!? 燃料電池の調査・研究は主流のPEM型で

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運輸省は「第一回燃料電池自動車技術評価検討会」を開催して、調査・研究する燃料電池は現在主流となっているPEM(固体高分子)型を中心に議論していくことを決定した。

PEM型とは水素が酸素と結合する前の電子エネルギーを放出する前後の動く方式のことで、小型化しやすく、しかも高効率のエネルギーを引き出すのに優れており、現在開発されている自動車メーカーの燃料電池はほとんどがPEM型。

検討会は、2003年〜2004年ごろに市販が見込まれる燃料電池車について評価方法や技術指針を検討する。メンバーは石谷久東京大教授(座長)や池松正樹日石三菱事業室長、渡辺正五日本自動車研究所主管など。

一回目の検討会では、燃料電池車として要求される性能、安全の確保や環境の保全を図るため必要な性能、技術指針を検討した。また、燃料電池車の方式ではPEM型やアルカリ型などが数種類があるが、当面は自動車用として開発の主流となっているPEM型を中心に議論していくことや、検討会の位置付けとして技術開発を支援する形として指針を検討していくことなどの意見が出された。

《レスポンス編集部》

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