いよいよホンダもGMの軍門に下る!? 将来技術で提携

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本田技研工業は21日、ゼネラル・モーターズ(GM)と環境対応など将来技術についての協力すると発表した。第一弾として、GMにV型6気筒の超低燃費エンジンとトランスミッションを供給するほか、欧州ではGMグループのいすゞ自動車から乗用車用ディーゼルエンジンを購入する。さらに、欧州では廃車のリサイクル事業を共同で展開、その他の地域では部品調達で協力する。

GMとはトヨタが燃料電池車の開発で協力関係にあるほか、スズキ、いすゞ、富士重工業の各社が資本関係にある。すでに日産はルノーと、マツダはフォードと、三菱はボルボとトラック事業で、それぞれ資本関係をもっており、日本メーカーは単独の事業では生き残っていけない状況が鮮明になってきた。ただ、今回の合意では資本関係の構築には踏み込んでおらず、ホンダは「あくまでも、自主独立路線は堅持する」(吉野浩行社長)ことを強調した。

GMはホンダから供給を受けるV型エンジンを北米に投入する1モデルに採用するが、その供給時期や台数、同エンジンを生産する拠点など、具体的な契約内容については未定だ。

また、欧州でいすゞから購入するディーゼルエンジンは、「アコード」クラスの乗用車に搭載する予定。一方で、ホンダはディーゼルエンジンの自社開発にも着手している。「いすゞのエンジンは我々が要求するレベルに全く達していない」(ホンダ首脳)とみており、採用にあたっては両社による共同開発という形になるものと見られる。

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