超クリーンディーゼル技術、カリフォルニアで発表

エコカー 燃費

アメリカでもっとも厳しい大気汚染防止法を採用しているカリフォルニア州で、ナビスター社が独自のクリーンディーゼルエンジンを披露し、ディーゼルエンジンの低公害車としての可能性をアピールした。

ディーゼルエンジンのプレゼンテーションに使われたのはスクールバス。ナビスター社の低排気エンジンと新型のアフタートリートメントコントロールが装着されている。また使用されるディーゼル燃料も超低レベルのサルファ含有燃料で、通常ディーゼルから吐き出される黒煙はいっさい見られない。

現在カリフォルニアで実施が予定されているZEV法案が実行された場合、すべてのディーゼルエンジンは禁止される可能性が高い。しかしナビスター社は「カリフォルニア州や石油メーカーに、ディーゼルがクリーンエアを保つエンジンであることを再認識して欲しい」と訴え、環境に優しいディーゼルの可能性を主張している。

ナビスター社のグリーンディーゼルエンジンによると黒煙を生み出す物質は90%削減され、カリフォルニア州で2007年から導入されるもっとも厳しい排気ガス制限もクリアできるという。同社の比較テストでは天然ガスを使った車よりも排気レベルは低い。

環境問題で悪役にされがちだったディーゼルだが、現在の技術では触媒や燃料そのものの改良により、かなりクリーンなレベルのディーゼルエンジンが作り出されている。燃料電池、ハイブリッドといったニューテクノロジーがまだまだ未知数である現在、ディーゼルこそがクリーンエアへの近道、というアプローチはヨーロッパでも見られるもの。

アメリカでは過去のもの、と切り捨てられがちなディーゼルエンジンだが、意外に今後見直される可能性も大きい。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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