“暴力ハイウェイ”アメリカのロードレイジますます深刻に

自動車 社会 社会

運転をしている最中に他のドライバーに対する怒りを押さえきれなくなり、犯罪にまでつながってしまう、いわゆるロードレイジ。一種のストレスによる精神障害、という意見もあるが、件数は増加の一途。最近の特徴は女性のロードレイジの増加で、深刻な社会問題となっている。

先日もバージニア州で、17歳の女性ドライバーが24歳の女性をロードレイジから死に至らしめた事件の裁判が行われた。このティーンエイジャーの女性は、相手を車から引きずり出すと殴り、倒れたところを頭を蹴って死なせた、というのだからすざまじい。裁判所はティーンエイジとはいえ情状酌量の余地無し、として18年の刑を言い渡した。

年間16万件にもおよぶ、といわれるこうしたロードレイジに対して、専門のカウンセリングを行うクリニックなども開設されている。しかしひとくちにロードレイジといっても様々な事情が絡み、問題解決には至っていない。現在のところ第一級殺人、傷害などで罪を重くするしか対処法はないようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  2. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  3. 日産、新型コンパクトSUV『カイト』発表…新デザイン言語を反映
  4. 『エルグランド』新型に搭載、日産の次世代e-POWER用エンジン…STARC燃焼技術が日本燃焼学会「技術賞」に
  5. 【BMW 120d 新型試乗】BMWのディーゼルが凄いことになっている!…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る