雑誌記事で販売半減、いすゞが『コンシューマーレポート』誌を相手取って裁判起こす

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雑誌記事で販売半減、いすゞが『コンシューマーレポート』誌を相手取って裁判起こす
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1996年に『コンシューマーレポート』誌が「スズキといすゞのSUVは他の車とくらべて横転事故の確率が高く、買うべきではない」という記事を出した。これによりスズキ『サムライ』(日本名『ジムニー』)、いすゞ『トゥルーパー』(日本名『ビッグホーン』)は売り上げが50%以上激減する、というダメージを受けた。

しかしその後のNHTSAなどの安全度テストでは、この2車種が他のSUVと比べてとくに横転しやすい、という結果は見られなかった。またコンシューマーレポート誌のテストドライバーが「わざと横転しやすいような運転をした」と証言したことから、雑誌の内容そのものがやらせだった可能性も指摘された。

いすゞ、スズキはそれぞれコンシューマーレポート社を相手取り、名誉毀損や売り上げ減少の損害賠償を求めて裁判を起こす、と発表。すでにいすゞの裁判は先週からロサンゼルスの地方裁判所で始まっている。

「表現の自由」が争点となりそうな裁判、今から2カ月後には結審する予定。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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