クルマ輸出台数、4割増加した地域ってどこ?

自動車 社会 社会

日本自動車工業会は25日、1月の四輪車輸出台数を発表した。それによると輸出台数は39万4630台で前年同月比15.7%減となり、2カ月連続でマイナスとなった。

数字を分析すると、まず地域別ではアジアが2万4734台(前年同月比+44.5%)で9カ月連続の増加、米国向けが13万0980台(-11.0%)で17カ月ぶりの減少、EU向けがの8万3404台(-26.0%)で3カ月連続の減少となった。

車種別に見ると、普通乗用車が17万3546台(-13.1%)で19カ月ぶりにマイナスとなったほか、小型乗用車も11万3019台(-20.0%)で3カ月連続のマイナスとなった。このため、乗用車合計では16.0%減の28万6692台となり、6カ月ぶりにマイナスとなった。

またトラック合計は4万3786台(-12.7%)で25カ月連続の減少だった。メーカー別では日野自動車が+36.3%、日産ディーゼル工業が+18.1%、スズキが+0.1%、他の8社はいずれも減少した。

総輸出台数が前年同月比2ケタ減少したのは昨年4月以来、9カ月ぶりだ。北米向けと欧州向け輸出が減少した理由は、現地生産の増加や出荷調整など。なお米国市場は好調を持続しているが、現地生産への移行に加え、昨年12月に各メーカーが1月分を前倒しで輸出したことなども、輸出台数減少の理由にあげられる。またEU向け輸出はモデル末期を迎えたものが多かったために台数が減少した。アジア向けが4割を超える増加となったのは市場の回復傾向を示す。

《》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る