日本自動車部品工業会は2日、会員のチャイルドシートメーカー11社によるチャイルドシートの出荷台数が、99年に前年比で約2.7倍に拡大したと発表した。99年の出荷台数は約234万3,000台だった。
出荷台数の内訳は、幼児用シートが前年比88パーセント増の110万9,960台、学童用シートが同5倍弱の106万1,139台、乳児用ベッドが同2.5倍の17万1,987台だった。
出荷量の急激な増加の背景には、この春からの道路交通法改正により6歳以下の幼児を対象にチャイルドシートの着用が義務付けられることとなり、ユーザーの関心と需要が高まったことがある。また、自動車用品の販売店でも、チャイルドシートを目玉商品として販売に力を入れている。