『Carfax.com』で中古車の事故歴を検索しよう

自動車 社会 行政

「カーファックス・ドット・コム」は全米の自動車の来歴をデータベース化し、消費者に提供する企業だ。消費者にとってどんなメリットがあるかと言うと、マイナーな事故などで記録に残らないものでもCarfax.comのデータベースには搭載されるため、ユーズドカーを買う際に事故車であるかどうかなどの確認ができる。全米規模で行われているこのサービスに、新たにオハイオ州の10億件を超える自動車の記録が追加されることになった。これにより中西部での事故記録などの入手が容易になる。

アメリカの多くの州では盗難に遭った車両や、事故でひどいダメージを受けた車に関しては「サルベージ」の表記が登録上行われる。車両登録はクルマの来歴として他人に譲渡されてもそのまま残るので、サルベージであるかどうかは普通の車両登録局で確認できる。 しかしマイナーな事故などの場合サルベージの対象とならないことがあり、その場合車がどの程度のダメージを受けたかを消費者が知ることは困難だ。また事故車でなくとも故障が多く修理歴の多いクルマ、洪水などの被害にあったことがあるクルマ、オドメーターの改ざんがなされたクルマなど、ユーズドカーを買う上でチェックすべき点がカーファックス・ドット・コムのデータベースには満載されている。

カーファックス・ドット・コムでは、Webサイト上でサービス加盟のディーラーリストを出しており、ユーズドカーバイヤーはこうしたディーラーでカーファックスの情報を入手できるほか、19ドル95セントを支払うだけで60日間アクセス可能なカーファックスのオンラインサービスを利用することができる。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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