さらに人間に近くなった!? 衝突テストのハイテクダミー誕生

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さらに人間に近くなった!? 衝突テストのハイテクダミー誕生
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アメリカの自動車生産業者同盟 (Alliance of AutomobileManufacturers)がクラッシュテストなどの際に使用されるダミーのハイテク版を開発、今後の使用を発表した。今回発表されたのは小柄な女性と6才の子どもを想定したダミー。プロタイプは昨年12月に製作され、各自動車メーカーによる評価期間を経て今年4月から実際の使用が始まる。

新型のダミーは身体の各プロポーションの重量がより人間のものに近付けられ、シートに座っている状態での体重移動などがより正確に測定できる。今回焦点が当てられたのは、「座っている人間のサイズに合わせてエアバッグの膨張速度を自動的に調節できるセンサーの開発」。そのためにはエアバッグによって実際にどのような影響が、とりわけ小柄な人間に与えられるのかを検証する必要がある。

ミシガン大学の協力を得て造られたダミーは表面にセンサーを持ち、リアルタイムで衝撃の強さを送信することができる。エアバッグセンサーのデータと合わせ、センサーが人間の身体の大きさや重量を正確に感知しているか、また感知して調節されたエアバッグの膨張速度は安全を保証できるものか、などのテストが行われる。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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