トヨタ、ソニーと共に新事業、CATV網でインターネットサービス

自動車 テクノロジー ネット

トヨタ自動車は、ソニーと東急電鉄と共同で高速大容量のインターネット・サービス事業を行う会社を設立することを決めた。ケーブルテレビ(CATV)網を全国規模でネットワーク化、画像や音楽といったコンテンツの提供や広帯域インターネット利用環境の提供、インターネット・サービスを提供していないCATV局に対しては、その導入を支援していく。

新会社の名称は「AII(エーアイアイ)企画」で、4月上旬に設立する。資本金は1億5000万円で、3社が3分の1ずつを出資する。社長にはソニーの堀籠俊生・上席常務が就任する。

地域性や応答性を考慮して、ネットワーク上にメイン・データセンターとリージョナル・データセンターを最適に配置する。これらの連携をスムーズに行う最新のネットワークマネージメント技術と課金、認証、著作権保護など、Eコマースの核となる技術の確立を目指す。

新会社は今年10月に企画会社から事業会社に移行すると同時に試験サービスを開始。来年1月からは商用サービスを開始する。2005年には1000億円の売上げを見込んでいる。

とはいっても、現段階ではまだ企画会社の段階。具体的な事業として何を手がけるかは未定だ。なぜ、トヨタがこの企画に参加したかといえば、東急と同様にトヨタが愛知、岐阜の両地区でCATV会社を持っているからに他ならない。「訳の分からない企画を持ったソニーの口車に乗せられて、トヨタが金を出させられるだけじゃないの?」(大手新聞の自動車担当記者)という見方もある。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  4. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る