【SAEレポ Vol. 5】カーエレクトロニクスでクルマはこう変わる---ビジョンを示せ!

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【SAEレポ Vol. 5】カーエレクトロニクスでクルマはこう変わる---ビジョンを示せ!
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いうまでもなく、今、自動車社会(主に先進国の)にとって大きな関心事は、自動車そのものの機能や装備のインテリジェント化、そしてパソコンあるいはそれに類するシステムがクルマの室内に入り込み融合する(であろう)こと。今回のexhibitionでも電気・電子メーカーによるこの種の技術やコンセプトの展示が目立ち、また衛星通信を使ったデータや音楽の配信を行うベンチャーの出展もいくつかあった。

クルマの中でも、オフィスや自宅と同様にEメールを受けたり、インターネットから情報を得たりしつつ、既存のオーディオなどのエンターティメント・システムやナビゲーションも高度化して、組み合わせようというわけだが……。

いまだにクルマで移動しつつどんな情報を取り入れるのがよいのか、ドライバーとのインターフェイスはどうすべきかなど、基本方針についてはどのメーカーも最適なコンセプトを描けず、「あれもできる」「これも可能」とやってみるだけにとどまっている。

写真はボッシュが持ち込んコンセプト・モックアップであり、混乱の中でも比較的明確なメッセージを表現した一例。主メーターのディスプレイはユーザーの好みによってデザインを選べる。センターのディスプレイはドライバー/助手席のそれぞれに正対するように回転する。音声認識システムを搭載(これも今のトレンド)。セレクターレバーのグリップには指紋照合システムを組み込む。

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