検証!! 自動車メーカーに食べさせてもらう損保が「勝ち組」!?

自動車 ビジネス 企業動向

「損保でトヨタ系ディーラーに食い込んでいるのは、大東京火災、千代田火災、三井海上の3社です。つまりこの3社はトヨタへの依存度が高い、トヨタに食べさせてもらっているということです。これが大東京火災と千代田火災の合併で“トヨタ火災”が誕生したらワリを喰うのはどこだか明らかですよね」

これは、3月21日に正式に発表される三井海上・住友海上の合併劇を取材中に、保険業会に詳しい事情通が漏らしたセリフである。 国内最大となる三井住友連合といえども、あぐらをかいていたら安泰ではないとことを意味する---そのほんの一例である。逆に新生トヨタ火災としては“新車販売シェア50%”のトヨタ系ディーラーとベッタリの関係を築いておけば安定経営は約束されたようなものということが言えるのだが。

はたまた一方では、「すでに大東京火災が入っている日産系ディーラー、ホンダ系ディーラーを狙って『一年後には“トヨタ火災”になるようなところとつきあっていていいんですか?』と他損保が激しく口説き落としているようです」(事情通)なんて光景もみられ“トヨタ火災”もまた油断できない立場にさらされているのも事実だ。

損保の営業現場では、すでに再編後を見据えた仁義なき戦いが始まっているのだ。

《小谷洋之》

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